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ガーミンはどこの国の会社?本社・製造国から強みまで徹底解説

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こんにちは。毎月200本以上の腕時計をマッチングしているCHRONOBLE 運営者の「NAOYA」です。

ガーミン(Garmin)のスマートウォッチ、人気ですよね。ただ、「ガーミンって結局どこの国の会社?」というご質問も非常に多いです。アメリカの会社だと思っていたら「本社はスイス」、製品には「Made in Taiwan」と書かれていたり…情報が複雑で混乱してしまいますよね。

この記事では、ガーミンがどこの国かという疑問にスッキリお答えします。

会社概要や本社(アメリカ・スイス)の違い、製造国が台湾である理由、中国製の噂の真相、さらにはガーミンの強みや人気の理由、高い理由、気になる寿命や安全性・品質、日本でのサポート体制、評判まで、腕時計を扱う私の視点から解説します。

ぜひ時計選びの参考にしてみてください

この記事のポイント!
  • ガーミンの複雑な企業構造(アメリカ・スイス・台湾)
  • 高い品質と安全性を支える製造の秘密
  • ガーミンの強みや人気の理由、価格設定
  • 日本でのサポート体制やおすすめモデル
この記事のポイント!
  • ガーミンの複雑な企業構造(アメリカ・スイス・台湾)
  • 高い品質と安全性を支える製造の秘密
  • ガーミンの強みや人気の理由、価格設定
  • 日本でのサポート体制やおすすめモデル
目次

ガーミンはどこの国?結論!その答え

ガーミンはどこの国?結論!その答え

まず、多くの方が疑問に思っている「ガーミンはどこの国?」という疑問の「答え」から解説していきます。

ガーミンの会社概要と社名の由来

ガーミンの会社概要と社名の由来

ガーミン(Garmin Ltd.)は、1989年に設立されたGPS機器の総合メーカーです。もともとは、プロフェッショナル向けの航空機や船舶用の高精度GPS機器からスタートしました。その技術力の高さが、ガーミンというブランドのDNAになっているんですね。

面白いのはその社名ですよ。これは、二人の創業者、ゲイリー・バレル(Gary Burrell)氏と高民環(Min H. Kao)博士の名前を組み合わせて「Gar」「Min」と名付けられたんです。とてもシンプルですが、二人の創業者の意志が込められている感じがします。

今ではスマートウォッチ(フィットネス)分野が非常に有名ですが、その事業は主に5つの主要セグメントで構成されています。

フィットネス

これは私たちに最も馴染み深い分野ですね。ランニングウォッチのForerunnerシリーズや、日常の健康管理に役立つVenu、vivosmartシリーズなどが含まれます。

日々の健康意識の向上から、本格的なマラソントレーニングまで幅広くカバーしています。

ランニングウォッチとして人気のForerunner。165と265を比較してみたのでぜひ参考にしてみてください。
健康管理におすすめのモデル『vivoactive5』について機能や使い心地について紹介している記事はこちらです!

アウトドア

ガーミンの真骨頂ともいえる分野です。登山やトレイルランニング向けのタフネスGPSウォッチFenixやInstinctが有名ですね。

ほかにも、ゴルフ専用のApproachシリーズ、ダイビング、サーフィン、さらにはドッグトラッキング(狩猟犬などの位置情報)デバイスまで、あらゆる屋外活動をサポートする専門機器が揃っています。

航空(アビエーション)

ガーミンの創業時から続く、まさに中核となる事業です。小型飛行機やヘリコプターのコックピットに搭載されるGPSナビゲーションシステムやフライトディスプレイ(計器)など。

プロのパイロットが操縦に使うための高度な機器を開発・製造しています。この分野での信頼が、ブランド全体の信頼性につながっています。

船舶(マリン)

こちらも航空分野と並び、ガーミンの技術力を示す重要な分野です。

ヨットやボート用のチャートプロッター(航海用GPS)、魚群探知機、高精度ソナー、レーダーなど、レジャーフィッシングからプロの航海士まで、安全で快適な航海を支える機器を提供しています。

自動車(オートモーティブ)

日本では少し馴染みが薄いかもしれませんが、海外ではカーナビゲーションシステム(PND)で高いシェアを持っています。

近年では、その高画質な映像技術を活かしたドライブレコーダー(Dash Cam)や、トラック、キャンピングカー、バイク専用の特殊なナビゲーション機器なども手がけています。


このように、ガーミンは私たちが思う以上に「陸・海・空」すべての分野でプロフェッショナルから信頼される、GPS技術の総合カンパニーなんです。

そして、その各分野で培われた過酷な環境に耐える技術やデータのノウハウが、私たちが腕にするスマートウォッチに活かされている、というのが最大の強みなんですね。

本社のアメリカとスイスの違い

本社のアメリカとスイスの違い

ここが一番混乱するポイントかと思います。「本社はアメリカなの?スイスなの?」という疑問ですね。

結論から言うと、どちらも「本社」としての機能を持っている、というのが実態です。ガーミンは意図的に役割を分散させています。

アメリカ(カンザス州):創業の地であり「頭脳」を担う実質的本社

まず、ガーミンの「魂」とも言えるのがアメリカです。ガーミンは1989年にアメリカのカンザス州で創業しました。現在も、子会社であるガーミン・インターナショナル社(Garmin International, Inc.)がカンザス州オレイサに拠点を置いています。

ここはグループ全体の「頭脳」であり「心臓部」です。製品のコンセプト開発、新しい技術を生み出す研究開発(R&D)、エンジニアリング、そして世界中に製品を届けるためのグローバルなマーケティング戦略など。

経営の意思決定やオペレーションの多くが、このアメリカの拠点で実質的に行われています。皆さんが使うガーミンの革新的な機能は、ここで生まれているんですね。

スイス(シャフハウゼン):法人登記上の本社と「金庫」の役割

では、なぜ「スイス」という国が出てくるのでしょうか。それは、グループの最上位にある親会社ガーミン社(Garmin Ltd.)が、スイスのシャフハウゼン州に「法人登記上」の本社を置いているからです。

ガーミンはニューヨーク証券取引所に「GRMN」として上場していますが(出典:Nasdaq ガーミン(GRMN)公式情報)、その登録されている大元の企業体が、このスイス法人なんです。

ただし、ここはアメリカの拠点のように実際の開発やオペレーションを行う場所ではありません。主な目的は、グローバル企業としての税制面での最適化や、ヨーロッパでの事業展開を円滑にするための、いわば戦略的な「金庫」や「窓口」のような役割を担っています。これは多くのグローバル企業が採用している戦略ですね。

台湾:製品品質を支える「製造」の中核拠点

そして、「3つの柱」の最後を担うのが台湾です。アメリカが「頭脳」なら、台湾はガーミンの高品質な製品を生み出す「工場」であり、アジアの拠点としての役割も持っています。

この台湾での内製化こそがガーミンの品質の秘密であり、これについては次の項目で詳しく解説しますね。


このように、ガーミンは「アメリカの頭脳(開発)」「スイスの金庫(財務・法務)」「台湾の工場(製造)」という形で、それぞれの国や地域の利点を最大限に活用しているのが特徴です。

ですから、「アメリカの会社ですか?」と聞かれたら「はい、創業と開発の魂はアメリカです」と答え、「スイスの会社ですか?」と聞かれたら「法的な親会社はスイスに登記されています」と答えるのが、最も正確な回答になります。

主な製造国が台湾である理由

主な製造国が台湾である理由

上述したとおり、製品を手に取った方が次に疑問に思うのが「Made in Taiwan」の文字です。アメリカの会社なのに、作る場所は台湾なんだ?と思いますよね。

実は、これこそがガーミンの強さの秘密であり、哲学の表れなんです。

多くのエレクトロニクス企業(Appleなど)が、コスト削減のために外部のサプライヤー(中国やベトナムの工場)に製造を完全に委託する「アウトソーシング」を選んでいます。

しかし、ガーミンは正反対の道を選びました。それは、あえて台湾に「自社工場」を建設・運営する「インソーシング(内製化)」という戦略です。

なぜ台湾で「インソーシング」なのか?

これには、共同創業者のミン・カオ博士が深く関係しています。カオ博士は台湾出身で、国立台湾大学で電気工学を学んだ優れたエンジニアです。彼のエンジニアリング志向が、ガーミンの製造哲学に色濃く反映されています。

ガーミンは「自前でやる」という哲学のもと、コンセプト開発から出荷可能な製品になるまで、ほぼすべてのプロセスを自社で管理する「垂直統合」にこだわっています。これを実現する場所として、高い技術力と勤勉な労働力を持つ台湾を選んだわけです。

単なるコスト削減のための「アウトソーシング」ではなく、品質を自分たちで厳格に管理するための「インソーシング」。このこだわりが、ガーミン製品の高い品質と信頼性を生み出しているといえます。

管理人

台湾はガーミンにとって、単なる製造拠点ではなく、品質の心臓部なんですね。

中国製の噂と本当の理由

中国製の噂と本当の理由

「じゃあ、ガーミンに中国製は無いの?」

これについては、ガーミン製品の95%以上が台湾の自社工場(台南ツリーバレーや新北市など)で製造されているのが事実です。私たちが普段目にするFenixやForerunner、Instinctといった主力スマートウォッチのほとんどは台湾製です。

では、なぜ「ガーミン=中国製」というイメージや噂が出てしまうのでしょうか? これには、主に3つの理由があるかなと考えられます。

競合他社の影響

これが一番大きな理由かもしれません。ガーミンのライバルとなる多くのスマートウォッチブランドの製造拠点が、中国にあるためです。

例えば、Apple Watchはご存知の通りアメリカのAppleが設計していますが、製造は台湾のFoxconnや中国のLuxshareといったサプライヤーが、主に中国やベトナムの工場で行っています。

また、近年アスリートに人気の新興勢力Corosも、主要なオペレーションや製造は中国が拠点です。

このように、世の中に出回っているスマートウォッチの多くが中国製造であるため、「ガーミンも同じだろう」というイメージが強く根付いてしまっているんですね。

「Made in Taiwan」の混同

次に、これは単純な誤解なのですが、一部のユーザーが「台湾」と「中国」を地理的・政治的に混同して、「台湾製=中国製」と認識してしまうケースです。

地理的に近いことや、国際的なニュースなどで一緒に語られることも多いため、エレクトロニクス製品の製造地として、明確に区別されていない方もいらっしゃるようです。

ガーミンは明確に「台湾」の自社工場を選んでいるのですが、この違いが正しく伝わっていないことも噂の一因かと思います。

ごく一部の例外的な存在

最後に、ガーミンほどの巨大なグローバル企業になると、本当にごく一部の製品が例外的に中国本土で製造されている可能性もゼロではありません。

ただし、それは主力であるスマートウォッチ本体ではなく、例えば充電ケーブルなどの付属品や、製品に使われる無数の部品の一つといったレベルの話です。

これは、ガーミンの「主力製品は自社工場で」という基本戦略とは全く異なるものです。

このように、いくつかの要因が重なって「中国製」の噂が出ているのだと思いますが、ガーミンが基本戦略として「台湾での自社製造(インソーシング)」に強くこだわり、品質を自社の管理下でコントロールしている点は、他社との決定的な違いです。

管理人

この点は、ガーミンを選ぶ上でとても重要なポイントとして、ぜひ知っておいてほしいですね。

ガーミンジャパンのサポート体制

ガーミンジャパンのサポート体制

ガーミンの本社・製造拠点が理解できたところで、次は日本のガーミンについても触れていきます。

海外ブランドの製品を買うとき、日本でのサポート体制は気になりますよね。特に精密機器であるスマートウォッチは、故障や使い方の疑問がつきものです。その点、ガーミンは「ガーミンジャパン株式会社」という強力な日本法人があり、サポート体制は非常にしっかりしています。

拠点は埼玉県の富士見市(管理、物流、サポートなどのバックオフィス)と、神奈川県の横浜市(セールス、マーケティング)に置かれています。国内で販売、マーケティング、そしてカスタマーサポートまで完結しているのは、ユーザーにとって大きな安心材料です。

万が一、製品が故障してしまった場合や操作方法が分からない場合でも、日本語での電話やメールでの問い合わせ、そして国内での修理依頼がスムーズに行えます。

管理人

並行輸入品ではなく「国内正規品」を選ぶ最大のメリットが、このガーミンジャパンによる手厚いサポート。

ガーミンがどこの国か分かったら、次は気になるどんなブランドか?

ガーミンがどこの国か分かったら、次は気になるどんなブランドか?

前半でガーミンという会社の本社や製造拠点については理解できたかと思います。ここからは、そんなガーミンはどんなブランドなのかを説明していきます。

ガーミンの安全性と品質管理

ガーミンの安全性と品質管理

ガーミンの製品、特に航空機や船舶用の機器は、文字通り人命に関わります。飛行機の計器や、海の上でのナビゲーションが狂ったら一大事ですよね。そのため、ガーミンの品質管理と安全性へのこだわりは並大抵のものではありません。

先ほどお話しした「台湾での自社製造(インソーシング)」は、この品質管理を徹底するための戦略です。設計図を外部に渡すのではなく、自社の目で厳しくチェックできる体制を整えているんです。

さらに、ガーミンは「適材適所」の製造も行っています。最も厳しい基準が求められる航空機器のパネルマウント製品の多くは、台湾ではなく、アメリカ・カンザス州オレイサの自社工場で製造されています。

これは、米連邦航空局(FAA)による定期的な検査を含む、極めて厳格な規制を遵守するためです。

人命を預かる最も信頼性が求められる分野の製品を「Made in USA」として自ら管理することは、ガーミンの技術的信頼性をブランド全体で担保する上で、極めて重要な戦略となっています。

このプロフェッショナルな現場で培われた高い信頼性と安全基準が、私たちが使うスマートウォッチにも惜しみなく注ぎ込まれている。

管理人

これがガーミンの安全性と品質の土台になっているんです。

ガーミンの強みと人気の理由

ガーミンの強みと人気の理由

ガーミンの強みと人気の理由はたくさんありますが、腕時計を扱う私の視点から、特に「これは他社には真似できない」と感じるポイントを3つにまとめました。

① 圧倒的なGPS精度と信頼性

まず、これがガーミンの全ての土台であり、DNAとも言える部分です。ガーミンはもともと、1989年の創業時から人命に関わる航空機や船舶用のプロフェッショナルなGPS機器から始まった会社です。

そのため、GPSの精度に対するこだわりと蓄積されてきた技術が違います。

一般的なスマートウォッチが苦手とする、山岳地帯の深い谷間や、高層ビルが立ち並ぶ都市部のランニングでも、複数の衛星システム(GPS・GLONASS・Galileo・みちびき など)を駆使して、驚くほど正確に現在地や距離、ペースを捉え続けます。

ランナーや登山家のお客様から「ガーミンさえ持っていけば安心」「まさに命綱です」という声をいただくのも、この絶対的な信頼感があるからなんですね。

② ユーザーの目的に寄り添う専門性

次に、ラインナップの深さと専門性です。多くのブランドが何でもできる多機能ウォッチという一つの大きなカテゴリーを目指す中、ガーミンは「あなたの『これ』のために作りました」という、非常に専門性の高いモデルを徹底して追求しています。

例えば、ランナーの走力向上や日々のトレーニングを本気でサポートする「Forerunner」、登山家や冒険家の安全と記録を支えるタフネスモデル「Fenix」や「Instinct」、ゴルファーのスコアアップに特化した「Approach」など…。

自分の目的や趣味、ライフスタイルにピッタリな一台が必ず見つかる。このユーザーの目的に深く寄り添う専門性が、コアなファンを掴んで離さない大きな魅力になっています。

③ 驚異的なバッテリー持続時間

そして、スマートウォッチユーザー共通の悩みである充電のわずらわしさを根本から解決してくれるのが、この驚異的なバッテリー性能です。

一般的なスマートウォッチが毎日、あるいは数日に一度の充電が必須なのに対し、ガーミンの多くのモデルは通常の使用で数日~数週間という単位での連続使用が可能です。

特に「Power Glass」という独自のソーラー充電機能を搭載したモデルに至っては、十分な日光さえあれば、特定の条件下で充電の手間をほぼ忘れさせてくれるほどの持続力を発揮します。

日常使いはもちろん、数日間にわたる登山の縦走や、長期の旅行でもバッテリー残量を気にしなくていい。この圧倒的な実用性は、一度体験すると他のウォッチに戻れなくなるほどの強みです。

スマートウォッチを選ぶうえで重要な要素であるバッテリーの寿命について詳しく解説。何年使えるのかの目安についても詳しく解説しているので参考にしてみてください。

こうした「プロ仕様の信頼性(GPS)」と「ユーザーの目的に寄り添う専門性(ラインナップ)」、そして「圧倒的な実用性(バッテリー)」、これら3つの要素が高次元で融合していることこそが、ガーミンが世界中のアスリートやプロフェッショナルから選ばれ続ける最大の理由です。

ガーミン製品が高い理由とは

ガーミン製品が高い理由とは

「でも、ガーミンって高いですよね?」これは、私もそう思います。確かに、最近は数千円で買えるスマートウォッチもたくさんある中で、ガーミンは数万円、上位モデルのFenixなどでは10万円を超えるものも珍しくありません。

ですが、その価格にはガーミンならではの、妥協しない「こだわり」が詰まっているんです。安価な製品とは根本的に目指している場所が違うんですね。その主な理由を、4つのポイントに分けてご紹介します。

研究開発(R&D)への莫大な投資

ガーミンは、実質的な本社(頭脳)であるアメリカで、常に技術の限界に挑戦しています。

他社の追随を許さないほどの正確なGPS測位技術、高精度な光学式心拍計、そして驚異的なバッテリー効率(ソーラー充電技術など)

これらはすべて、莫大な研究開発費を投資し続けているからこそ実現できるものです。この技術でリードするという姿勢が、まず価格に反映されています。

高品質な「インソーシング(内製化)」コスト

これが他社との大きな違いですね。多くの企業がコストダウンのために中国やベトナムの外部工場に製造を委託します。

しかしガーミンは、あえて人件費や土地代が比較的高い台湾で「自社工場」を運営しています。これは、設計から製造まで自社で一貫して管理することで、品質のバラツキをなくし、最高水準の製品だけを世に送り出したいという思いからです。

この品質管理体制を維持するためのコストは、価格に含まれるべき戦略的なコストなんです。

航空機レベルの信頼性担保のコスト

ガーミンのルーツは、人命を預かる航空機用のGPS機器です。今でも、米連邦航空局(FAA)の厳しい基準をクリアする必要がある航空機器は、アメリカの自社工場で製造されています。

この絶対に失敗が許されないプロフェッショナルの現場で培われた厳格な品質基準や安全思想が、私たちが使うスマートウォッチにも適用されています。

ブランド全体の信頼性を担保するためのコスト、とも言えます。

高品質な素材の使用

上位モデルを手に取っていただけると分かるのですが、使われている素材が違います。

日常使いの傷から守るサファイアガラス、軽くて頑丈なチタン製のベゼルやケース、そして過酷なアウトドア環境に耐えるためのFRPボディなど、タフな使用を前提とした高品質な素材を惜しみなく使っています。

当然、これらの素材は安価なプラスチックや通常ガラスよりも高コストになります。


つまり、ガーミンの価格はこれらすべてのこだわり…すなわち高い機能性、安全性、品質、そして長期的な信頼性を実現するための「適正価格」だと思います。

単に安価な外部委託で大量生産するのではなく、自社で責任を持って最高のものを作るというガーミンの哲学が、その価格に表れています。

ガーミンの寿命はどのくらい?

ガーミンの寿命はどのくらい?

高い時計だからこそ、長く使いたいというのは当然ですよね。ガーミンの寿命についてですが、これは使い方やモデルによって大きく変わってきます。

機械式の高級時計とは異なり、スマートウォッチの寿命は、主に内蔵されているリチウムイオンバッテリーの寿命に左右されることが多いです。

リチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すことで少しずつ劣化していきます。一般的に、スマートウォッチのバッテリーは3年~5年ほど(充放電サイクルで500回程度)で、新品の時と比べて持ちが悪くなってきたなと感じる方が多いようです。

ただ、ガーミンは本体(特にFenixやInstinctなどの上位・アウトドアモデル)の作りが非常に堅牢です。防水性も高く、サファイアガラスやチタンを使っているモデルは傷にも強いです。バッテリーさえ元気なら、もっと長く使えるポテンシャルを持っています。

※寿命はあくまで目安であり、使用頻度や充電の仕方、保管環境によって異なります。詳しくはメーカーの保証内容やサポート情報をご確認ください。

実際の評判や口コミを解説

実際の評判や口コミを解説

お客様から聞くガーミンの評判や口コミは、やはりその機能性や信頼性に関するポジティブなものが多いですね。

よく聞く良い評判・口コミ

GPSが本当に正確で、ランニングのログを見返すのが楽しい

Instinctはバッテリーが全然減らない。充電のストレスから解放された

Suicaも使えて、決済も心拍数も管理できて、日常使いでも最強

登山中にルートや標高が正確に分かり、命を預けられる安心感がある

FenixやVenuはデザインが格好良くて、ビジネスシーンでも違和感なく使える

こうした声を聞くと、やはりガーミンの「信頼性」と「実用性」が高く評価されているのが分かりますね。

一方、気になる点としては…

やっぱり価格が高い。買うのに勇気がいった

機能が多すぎて、正直使いこなせていない機能がたくさんある

モデルによっては少しサイズが大きくて重く、女性や手首が細い人には合わないかも

(Apple Watchなどと比べて)タッチ操作の反応が少し独特かも

といった声も聞かれます。特に機能面については、自分のやりたいことに合わせて適切なモデルを選ばないと、「オーバースペックだった」と感じてしまうかもしれません。モデル選びはとても重要ですね。

おすすめモデルと主要事業分野

おすすめモデルと主要事業分野

ガーミンは事業分野が広く、モデル数が非常に多いため、「どれを選べばいいか分からない」という方も多いです。先ほど紹介した5大セグメント(事業分野)ごとに、どんな方におすすめか、代表的なモデルをまとめてみました。

事業分野主な用途・ターゲット代表的なモデルシリーズ
フィットネスランニング、ウォーキング、日常の健康管理 (Suica決済、音楽など)Forerunner
Venu
vivoactive
アウトドア登山、トレイルラン、スキー、サーフィン、釣り、ゴルフなどタフな環境Fenix
Instinct
Approach
航空パイロット、航空愛好家向け (専門機能)D2
船舶セーリング、ボート、釣り (専門機能)quatix
自動車カーナビゲーション、ドライブレコーダーDrive
Dash Cam

私たちが腕時計として主に選ぶのは「フィットネス」と「アウトドア」のカテゴリーですね。

ランニングや日常使い

→ Forerunner や Venu

登山やタフな環境や最強のバッテリー

→ Fenix や Instinct

ゴルフ専用機

→ Approach

といった形で、まずはご自身のライフスタイルや趣味に合わせて、どのカテゴリーが合っているかを見るのがおすすめですよ。

ガーミンは多くのモデルがあるので、どれが自分に適しているか判断が難しいスマートウォッチです。人気ランキングを兼ねて各モデルの特徴をまとめましたので併せてお読みください。

結論:ガーミン どこの国なの?

結論:ガーミン どこの国なの?

さて、今回のメインテーマであったガーミンがどこの国かという疑問に対してはご理解いただけたでしょうか?

ガーミンは、「アメリカの技術(頭脳)で開発・設計され、スイスの戦略(金庫)でグローバルに経営し、台湾の高品質な自社工場(工場)で製造する、グローバルに最適化された企業」というのが一番しっくりくる答えだと思います。

一つの国に依存するのではなく、それぞれの国の強みを最大限に活かして、あの高い機能性と信頼性を持つ製品を生み出しているんですね。

私たちがガーミン製品を手にするとき、それは「アメリカのプロフェッショナルなGPS技術のDNA」と、「台湾の高品質なモノづくりの哲学」という、二つの強力なアイデンティティの結晶を手にしている、ということ。

そう考えると、ガーミンの魅力がさらに深く理解できるのではないでしょうか。

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