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韓国でロレックスは安い?免税価格と在庫事情を解説

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海外旅行の際に、「ロレックスはどこの国で買えるのだろうか」「一番安い国はどこだろう」と考えたことはありませんか。特に、外国のロレックスは免税で安いのでは、という期待から、渡航先での購入を検討する方は少なくありません。

中でも地理的に近い韓国の免税店は有力な候補ですが、「そもそも韓国でロレックスは買えるのか」「人気モデルの在庫はあるのだろうか」といった多くの疑問が浮かびます。

ソウルの中心地である明洞などに点在する正規店の店舗情報や、モデル別の値段、さらには来店予約の有無、複数店舗を巡るロレックスマラソンの実情まで、知っておくべき情報は多岐にわたります。

この記事では、これらのリアルな疑問に一つひとつ丁寧にお答えし、あなたが韓国でロレックス購入を成功させるために必要な情報を網羅的に解説していきます。

この記事のポイント!
  • 韓国におけるロレックスの価格設定と免税の仕組み
  • 人気モデルの在庫状況と入手しやすいモデルの傾向
  • 正規店や免税店での具体的な購入方法と注意点
  • ロレックスマラソンを成功させるための実践的なコツ
目次

韓国のロレックス購入は本当にお得?基本情報を解説

韓国のロレックス購入は本当にお得?基本情報を解説

ロレックスはどこの国で買えるのか

ロレックスはどこの国で買えるのか

ロレックスは、世界中の国々にある正規販売店やロレックスブティックで購入が可能です。ブランドの公式サイトでは、国や都市を指定して最寄りの正規店を検索できるため、渡航前に訪問先をリストアップしておくと良いでしょう。

スイスに本拠地を置くブランドですが、ヨーロッパだけでなくアジア、北米、中東など、主要な都市にはほとんど正規の販売網が確立されています。

したがって、韓国をはじめ、日本からの渡航者が多い国や地域でも、ロレックスを手に入れる機会は存在します。

ただし、どの店舗でも同じように商品が揃っているわけではありません。店舗の規模や地域性、各国の需要によって、取り扱うモデルのラインナップや在庫状況は大きく異なります。

一部の国や店舗限定で展開される特別なモデルは稀ですが、国ごとに人気の傾向が違うため、日本では見つけにくいモデルが海外では比較的容易に見つかる可能性もゼロではありません。

外国でロレックスは免税になる?

外国でロレックスは免税になる?

外国でロレックスを購入する際に多くの人が期待するのが免税制度の利用です。一般的に、外国人旅行者がその国で購入した商品を国外に持ち出すことを条件に、商品にかかる付加価値税(VAT)や消費税が免除される仕組みがあります。

この制度を活用すれば、税金の分だけ支払い総額を抑えることが可能です。

例えば、税率が10%の国で100万円の商品を購入する場合、免税手続きを行うことで約10万円分の負担が軽減される計算になります。ロレックスのような高額商品では、この免税効果は非常に大きくなります。

しかし、注意しなければならないのは、日本に帰国する際の税関での手続きです。

海外で免税購入した品物であっても、日本の法律に基づき、入国時に日本の消費税が課税されます。腕時計の場合、個人使用目的の輸入品には関税はかかりませんが、購入価格(海外市価)の合計が20万円を超える場合、超えた額ではなく商品価格の全額に対して消費税を支払う義務が生じます。

要するに、外国での購入は「現地の税金が免除される」だけであり、「日本の税金まで免除されるわけではない」という点を正しく理解しておくことが大切です。

一番安い国はどこか徹底比較

一番安い国はどこか徹底比較

「ロレックスを一番安く買える国はどこか」という問いに対して、明確な答えを出すのは非常に難しいのが実情です。なぜなら、ロレックスは世界的なブランド価値を維持するため、各国での販売価格に大きな差が出ないように調整しているからです。

正規店の定価は、スイスフランを基準に設定され、各国の経済状況や為替レートを考慮して定期的に価格改定が行われます。このため、ある一時期、特定の国が割安になったとしても、価格改定によってすぐにその差は是正される傾向にあります。

価格に影響を与える最大の変動要因は、為替レートです。

例えば、急激な円高が進んだタイミングであれば、海外での購入が日本国内よりも有利になることがあります。逆に円安の局面では、海外での購入価格を日本円に換算すると、国内定価よりも大幅に高くなってしまうケースも少なくありません。

したがって、「常にこの国が安い」という場所は存在しないと考えるのが妥当です。

渡航費や日本での納税額なども含めた総コストで比較検討する必要があり、タイミングによっては日本国内で購入する方が最も合理的である場合も多いと言えます。

韓国のロレックスは本当に安い?

韓国のロレックスは本当に安い?

韓国でのロレックス購入は、条件次第で日本よりも安くなる可能性があります。最大の理由は、外国人旅行者が利用できる免税制度です。韓国の免税店で購入すれば、韓国の付加価値税(約10%)が免除されるため、その分だけ日本円に換算した際の価格を抑えられます。

しかし、これが必ずしも「お得」に直結するわけではありません。まず、前述の通り、日本帰国時には日本の消費税が課税されるため、免税によるメリットは相殺される部分があります。

さらに、為替レートの影響は無視できません。特に近年の円安ウォン高の状況下では、免税メリットを考慮しても、日本国内での定価購入より割高になるケースがほとんどです。

ロッテ免税店など一部の店舗では米ドル建てで価格が設定されているため、対ドルで円安が進んでいる場合は特に注意が必要です。クレジットカードでの支払い時には、カード会社が定める為替手数料も上乗せされます。

管理人

これらの点を踏まえると、韓国での購入が安いかどうかは、訪問時の為替レートと、購入を検討しているモデルの日本国内での価格や入手難易度を総合的に比較して判断する必要があるでしょう。

モデル別の値段と価格設定の仕組み

モデル別の値段と価格設定の仕組み

韓国でロレックスを購入する際の値段は、時計を選ぶ場所が「正規販売店」なのか、それとも「免税店」なのかによって、価格設定の基本的な考え方が大きく異なります。

この違いを理解することが、お得な買い物ができるかどうかを判断する上で最初の重要なステップとなります。

正規販売店の価格設定

百貨店内などに店舗を構えるロレックスの正規販売店では、価格は基本的に韓国の公式定価(韓国ウォン建て)で設定されています。これは、ロレックスがブランドの価値を世界中で維持するために、国ごとの極端な価格差が生まれないよう国際的な価格戦略を採っているためです。

そのため、韓国の定価が日本の定価と比べて大幅に安い、あるいは高いということは通常ありません。

もちろん、為替レートの変動によって、日本円へ換算した際に多少の差額が生じることはありますが、価格面で大きなメリットを期待するのは難しいでしょう。ロレックスは為替の大きな変動に対応するため、年に1〜2回、各国で価格改定を実施し、価格の均一化を図る傾向にあります。

百貨店などで購入した場合、外国人旅行者はタックスリファンド(事後免税制度)を利用して付加価値税の還付を受けられますが、手続きの手間がかかる点も考慮に入れる必要があります。

免税店の価格設定

一方、空港や市内の免税店における価格設定は、正規店とは全く異なる側面を持ち合わせています。多くの免税店、特にロッテ免税店などでは、価格表示が韓国ウォンではなく米ドル(USD)建てになっていることが一般的です。

これは、世界中からの旅行者が利用する国際的な施設であるため、基軸通貨である米ドルを基準にすることで、価格の透明性を保ちやすくするためと考えられます。

このドル建て価格が、日本人購入者にとって価格を大きく変動させる要因となります。最終的な支払い金額は、購入日の為替レートに直接左右されるからです。

為替レートが与える影響の具体例

例えば、あるモデルが免税店で15,000ドルで販売されていたとします。この時計を購入する際の日本円での支払額を、為替レートの違いで比較してみましょう。

  • 円高の状況(1ドル = 130円の場合) 15,000ドル × 130円 = 195万円
  • 円安の状況(1ドル = 155円の場合) 15,000ドル × 155円 = 232万5,000円

このように、同じ商品であっても、為替レート次第で支払額に約37万円もの差が生まれる可能性があります。

見えないコストにも注意

さらに、クレジットカードで支払う場合は、カード会社が定める海外利用事務手数料(一般的に決済額の1.6%〜2.2%程度)が上乗せされることも忘れてはなりません。232万円の決済であれば、手数料だけでさらに4万〜5万円程度の追加費用が発生します。

前述の通り、これに加えて日本帰国時には日本の消費税が課税されます。

これらの「見えないコスト」を全て合算した「総支払額」で、日本国内での購入と比較することが、賢い判断を下すためには不可欠です。したがって、円安が進んでいる状況では、たとえ免税の恩恵を受けたとしても、結果的に日本で購入するより高額になってしまうケースが多くなるため、事前の慎重な計算が求められます。

韓国のロレックス正規店と店舗一覧

韓国のロレックス正規店と店舗一覧

韓国、特にソウル市内には、旅行者がアクセスしやすい場所に複数のロレックス正規販売店があります。その多くは、高級百貨店や免税店内に出店しています。以下は、ソウルの主要な正規店の情報です。

店舗名 (百貨店/免税店)エリア特徴
ロッテ百貨店 本店 アヴェニュエル明洞ソウルを代表する高級百貨店。観光の中心地にありアクセスが良いが、常に混雑している。
新世界百貨店 本店明洞ロッテ百貨店に隣接。こちらも観光客、地元富裕層に人気が高く、競争率が高い。
現代百貨店 本店狎鴎亭江南エリアの高級百貨店。ファッション感度の高いエリアで、落ち着いた雰囲気。
現代百貨店 COEX店江南/三成ビジネス街と商業施設が融合したエリア。比較的新しく、広々とした店舗。
ロッテ免税店 (ワールドタワー店)蚕室観光名所ロッテワールドタワー内の店舗。ドル建て価格での販売が特徴。

これらの店舗の多くで日本語対応可能なスタッフが在籍しているため、言語の心配は少ないと考えられます。

ただし、在庫状況や入店システムは店舗ごとに異なるため、一つの店舗にこだわらず、複数の店舗を視野に入れて計画を立てることが購入の可能性を高める鍵となります。

韓国でロレックスを賢く買うためのポイントと注意点

韓国でロレックスを賢く買うためのポイントと注意点

韓国でロレックスは本当に買える?

韓国でロレックスは本当に買える?

韓国でロレックスを購入することは可能ですが、希望のモデルを確実に手に入れられるとは限りません。特に、デイトナ、サブマリーナー、GMTマスターⅡといった世界的に人気の高いプロフェッショナルモデル(通称スポーツモデル)は、日本と同様に入手困難な状況が続いています。

これらの人気モデルは、入荷しても即日、あるいは開店直後に完売してしまうことがほとんどです。店舗によっては、数ヶ月間展示すらされていないというケースも珍しくありません。

一方で、デイトジャストオイスターパーペチュアルといったクラシック系のモデルや、イエローゴールドやエバーローズゴールドとのコンビモデルは、プロフェッショナルモデルに比べると店頭で見かける可能性が高い傾向にあります。

したがって、「ロレックスなら何でも良い」という場合と、「特定の人気モデルが欲しい」という場合とでは、購入できる確率は大きく異なります。韓国へ行けば簡単に買えるという期待は持たず、現実的な在庫状況を理解した上で臨むことが大切です。

人気モデルの在庫状況と傾向

人気モデルの在庫状況と傾向

「韓国へ行けば、日本では手に入らない特別なロレックスに出会えるかもしれない」という期待を抱く方は少なくないでしょう。

しかし、その期待を現実に変えるためには、現地の在庫状況と人気モデルの傾向を正確に把握しておくことが不可欠です。前述の通り、韓国の市場にも明確な傾向があり、モデルによって入手難易度は大きく異なります。

入手困難を極めるモデル群

まず、世界中の市場と同じく、韓国においても極めて入手が難しいモデル群が存在します。

ステンレススチール製プロフェッショナルモデルのデイトナ、サブマリーナー、GMTマスターⅡ、エクスプローラーといった、いわゆる「スポーツモデル」のステンレススチール製は、韓国でも熾烈な争奪戦の対象です。

これらのモデルは、高い実用性、時代に左右されないデザイン、そして資産価値の高さから世界的に需要が供給を大幅に上回っています。韓国の富裕層や世界中から訪れる旅行者も同じモデルを求めているため、正規店の店頭に並ぶことはほとんどなく、入荷したとしても即座に顧客の元へ渡ってしまうのが実情です。

話題の新作モデルである毎年春に発表される新作モデルも、同様に入手は困難を極めます。

発表から実際の店舗に入荷するまでには数ヶ月のタイムラグがあり、最初のデリバリー数は極端に少ないためです。多くの顧客が発表直後から予約や問い合わせを入れるため、一般の旅行者が偶然店頭で出会える可能性は限りなくゼロに近いと考えられます。

比較的出会える可能性のあるモデル群

一方で、全てのモデルが入手不可能なわけではありません。ターゲットを少し変えることで、購入の可能性は大きく広がります。

ロレックスの象徴とも言えるデイトジャストは、比較的在庫に出会える可能性が高いモデルです。

その理由は、サイズ、素材、ベゼルの形状、ブレスレットの種類、そして何より多彩な文字盤カラーとデザインの組み合わせが膨大に存在し、購入者の需要が分散しやすいためです。

特に、ステンレススチールとゴールドを組み合わせたコンビモデルや、宝飾が施されたモデル、あるいはレディースモデルは、ステンレスのスポーツモデルに比べて店頭に並んでいることがあります。日本ではあまり見かけないユニークなモチーフの文字盤など、思わぬ一本との出会いが期待できるのもデイトジャストの魅力です。

ステンレススチールとゴールドを組み合わせたコンビモデルや、ケース全体がゴールドで作られた金無垢モデルは、ステンレス単体のモデルよりも価格帯が大幅に上がるため、購入できる層が限定されます。

このため、競争率がやや穏やかになる傾向があります。サブマリーナーやヨットマスターのコンビモデルなどは、ステンレスモデルを探すよりも現実的な選択肢となるかもしれません。

意外な穴場は「夕方の時間帯」

多くの人が開店直後の朝一番を狙いますが、韓国の店舗では「夕方」が意外なチャンスタイムになるという情報もあります。朝の来店客の多くは前述の超人気モデルを目的としており、それらがなければ早々に店を後にします。

夕方になると、日中のキャンセルが出たり、その日の状況に応じてバックヤードから新たな在庫が店頭に出されたりする可能性がゼロではありません。客層も落ち着き、ゆっくりと店内を見られる時間帯でもあるため、時間に余裕があれば夕方に再度訪問してみる価値はあるでしょう。

このように、特定の超人気モデルに固執せず、ターゲットを柔軟に持つこと、そして訪問時間を工夫することが、韓国で満足のいく一本と出会うための重要な鍵となります。

免税店での購入方法と注意点

免税店での購入方法と注意点

韓国の免税店でロレックスを購入することは、価格的な魅力がある一方で、日本国内での購入とは異なる特有の手順とルールが存在します。この流れを事前に理解していないと、せっかく在庫を見つけても購入できなかったり、後から思わぬトラブルに見舞われたりする可能性があります。

ここでは、免税店でロレックスを手に入れるまでの一連の流れと、特に心に留めておくべき注意点を、ステップごとに詳しく解説していきます。

購入から帰国後までの全体像

まず、免税店での購入プロセスは以下の表のように、大きく4つのステップに分かれます。各ステップでのポイントを把握することが、スムーズな購入への第一歩となります。

ステップ場所必要なものやること・注意点
1. 事前準備旅行出発前パスポート、eチケット(航空券)有効期限や記載情報(氏名、便名)の確認は必須
2. 購入・決済韓国市内の免税店パスポート、eチケット、決済手段在庫確認後、支払いを行い商品引換券を厳重に保管
3. 商品受け取り韓国の空港(出国審査後)パスポート、搭乗券、商品引換券指定カウンターで商品を受領し、その場で必ず検品
4. 税関申告日本到着後の空港購入した時計、レシート類税関申告書を提出し、日本の消費税を納税

ステップ1:事前準備 – 必須アイテムの確認

免税店での購入資格を証明するために、以下の2点は絶対に欠かせません。

  • パスポート: 購入者本人名義の有効なパスポートが必要です。有効期限が十分に残っているか、事前に必ず確認しておきましょう。
  • 出国予定がわかる航空券(eチケット): 帰国便の出発日、便名、行き先が明記されている航空券の控え(eチケット)を用意します。パスポートの氏名と航空券の氏名が一致していることが条件となります。

これらの書類は、あなたが「韓国から出国する外国人旅行者」であることを証明し、免税販売の適用を受けるために不可欠なものです。

ステップ2:店舗での手続き – 在庫確認から決済まで

希望の店舗に来店し、在庫の確認を行います。運良く購入したいモデルが見つかったら、決済手続きに進みます。この際、準備しておいたパスポートとeチケットを提示します。

支払いは米ドル建ての場合が多く、日本円や韓国ウォンの現金、あるいはクレジットカードが利用可能です。クレジットカードで支払う際は、カード会社の為替レートや海外利用手数料が適用される点を念頭に置く必要があります。

決済が完了すると、時計そのものではなく「商品引換券(Exchange Order)」が渡されます。この引換券は、後ほど空港で時計と引き換えるための、非常に重要な書類です。紛失してしまうと商品を受け取れなくなるため、パスポートと同じくらい厳重に保管してください。

ステップ3:空港での受け取り – 旅の最終関門

帰国日、利用する空港でチェックインと出国審査を全て終えた後、「免税品引き渡しカウンター(Duty Free Pick-up)」へ向かいます。このカウンターは保安検査場の先、搭乗ゲートがあるエリアに設置されています。

仁川国際空港のような大規模な空港では、免税店や航空会社ごとにカウンターが分かれている場合があるため、引換券に記載された正しいカウンターへ向かうことが大切です。カウンターでパスポート、搭乗券、そして商品引換券を提示すると、購入したロレックスが手渡されます。

ここで最も重要なのが「受け取り後の検品」です。その場で箱を開け、以下の点を確認しましょう。

  • 時計本体に傷や不具合がないか
  • 国際保証書、説明書、箱などの付属品が全て揃っているか
  • 保証書の日付や型番、シリアルナンバーが正しいか

万が一問題があった場合、その場で申し出なければ対応が難しくなる可能性があります。後のトラブルを避けるためにも、必ずこの一手間を惜しまないでください。

特に注意すべき3つのポイント

  • 為替レートの変動リスク
    前述の通り、米ドル建ての価格設定は為替レートによって最終的な支払額が大きく変わります。円安の局面では、免税メリットが薄れ、日本国内の定価よりも高額になるリスクを常に意識する必要があります。
  • 日本での課税義務
    海外での免税購入は、あくまで「その国の税金が免除される」だけです。日本に持ち込む際には、税関で申告し、日本の消費税を支払う義務があります。これを怠る行為は脱税とみなされ、厳しい罰則が科される可能性があるため、必ず正しく申告しましょう。
  • 空港での時間管理
    免税品の引き渡しカウンターは、時間帯によっては非常に混雑します。商品の受け取りに予想以上の時間がかかることも想定し、フライトの搭乗時刻には十分な余裕を持って行動することが求められます。搭乗時刻の直前にカウンターへ向かうような計画は避けるべきです。

明洞エリアの店舗と攻略法

明洞エリアの店舗と攻略法

ソウル最大の繁華街であり観光の中心地でもある明洞(ミョンドン)は、ロレックスを探す上での最重要エリアです。このエリアには、韓国を代表する二大百貨店が店舗を構えています。

  • ロッテ百貨店 本店
  • 新世界百貨店 本店

両店ともにロレックスの正規ブティックが入っており、外国人観光客の訪問が非常に多い激戦区です。

攻略のポイント

  • 開店時間を狙う: もし在庫の補充があるとすれば、開店直後の可能性が高いです。平日であっても開店前から行列ができることがあるため、早めの行動が求められます。
  • 店舗をはしごする: 両百貨店は徒歩圏内にあるため、片方で在庫がなくても、もう片方で出会える可能性があります。効率的に両店舗をチェックするのが基本戦略です。
  • スタッフとのコミュニケーション: 日本語が通じるスタッフがいる場合も多いです。丁寧な態度で希望モデルを伝え、在庫の有無を確認しましょう。ただし、バックヤードの在庫については教えてもらえないことがほとんどです。
  • 過度な期待はしない: 明洞は最も競争が激しいエリアです。ここで希望のモデルが手に入らなくても落ち込まず、他のエリアの店舗へ向かうなど、次の計画を立てておくと良いでしょう。

来店予約システムの仕組みと必要性

来店予約システムの仕組みと必要性

韓国の一部のロレックス正規店では、混雑を避けるために独自の入店予約システムを導入している場合があります。これは、日本の正規店ではあまり見られない特徴的な仕組みです。

その代表的な例が、携帯電話番号の末尾によって来店可能な日を指定するシステムです。

例えば、携帯番号の末尾が「1」の人は、毎月1日、11日、21日、31日のみ入店予約やウェイティングリストへの登録が可能、といったルールが設けられています。

このシステムは、店舗によって運用方法が異なり、全ての店舗で導入されているわけではありません。

また、日本の携帯電話番号で登録できるかどうかも店舗の方針によります。一部では韓国国内の電話番号が必須とされるケースもあり、その場合は旅行者にとって利用のハードルが非常に高くなります。

そのため、渡航前に訪問を検討している店舗がどのような入店システムを採用しているか、事前に情報を集めておくことが望ましいですが、確実な情報を得ることは難しいのが現状です。予約なしで訪問し、長時間の待機を覚悟するか、比較的空いている夕方の時間帯などを狙うといった対策が必要になるかもしれません。

ロレックスマラソンの実情とコツ

ロレックスマラソンの実情とコツ

希望のモデルを求めて正規店を何度も巡る「ロレックスマラソン」は、日本だけでなく韓国でも行われています。しかし、その成功率は年々厳しくなっているのが実情です。

韓国ロレックスマラソンの実情

以前は、韓国でのマラソンは比較的成功しやすく、転売目的の業者にとっても魅力的な市場だった時期もありました。

しかし、世界的な需要の高まりとブランド側の転売対策強化により、現在は旅行者がふらりと訪れて人気モデルを購入できる可能性は極めて低くなっています。毎日早朝から並んでも、希望のモデルには出会えないことがほとんどです。

マラソン成功のコツ

厳しい状況ではありますが、少しでも成功の確率を上げるためのポイントはいくつか考えられます。

訪問時間の工夫

多くの人が狙う朝一番だけでなく、意外な掘り出し物が出る可能性がある「夕方以降」を狙ってみるのも一つの手です。朝のラッシュで売れ残ったモデルや、キャンセル品が出てくる可能性が稀にあります。

ターゲットを広げる

人気のスポーツモデルに固執せず、デイトジャストやコンビモデルなど、比較的在庫が見つかりやすいモデルも視野に入れると、何かしらの成果を得られる可能性が高まります。

複数エリアを巡る

明洞のような激戦区だけでなく、江南(カンナム)エリアの百貨店など、少し客層の異なる店舗も訪れることで、競争を避けられる場合があります。

いずれにしても、韓国でのロレさっくすマラソンは、「成功したら幸運」くらいの心構えで、旅行の主目的とは切り離して楽しむのが精神衛生上も良いと言えます。

韓国ロレックス購入成功のポイント

最後にこの記事のポイントをまとめておきます。

  • 韓国でのロレックス購入は免税制度により日本より安くなる可能性がある
  • ただし円安や日本での課税を考慮すると必ずしもお得とは限らない
  • デイトナなど人気のスポーツモデルは韓国でも入手が極めて困難
  • デイトジャストやコンビモデルは比較的在庫が見つかりやすい傾向にある
  • 免税店での購入にはパスポートと出国予定の航空券が必須
  • 商品はその場で受け取れず出国時に空港のカウンターで引き渡される
  • 免税店の価格は米ドル建ての場合が多く為替レートの影響を直接受ける
  • 日本に持ち込む際は20万円を超える場合、税関での申告と納税義務がある
  • ソウル市内には明洞や江南の百貨店を中心に複数の正規店が存在する
  • 明洞エリアは観光客が多く競争が最も激しいエリアの一つ
  • 一部店舗では携帯番号の末尾で来店日を指定する独自の予約システムがある
  • ロレックスマラソンは可能だが成功率は非常に低いのが現状
  • 朝一番だけでなく夕方の時間帯に思わぬ在庫に出会える可能性もある
  • 購入後は世界中の正規店でアフターサービスを受けられる
  • 購入を検討する際は為替レートの確認と総コストの計算が不可欠

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