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チューダーが正規店で買えない?理由と戦略

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最近、「チューダーが正規店で買えない」という話をよく耳にしますよね。

ロレックスの弟ブランドとして知られるチューダーですが、ここ数年で人気が本当に高まって、特にブラックベイ 58やブラックベイ 54といった人気モデルは、お店に行っても「在庫がない」と言われることが増えました。

「ロレックスとの違いは?」
「 なぜ買えない状況になっているのか?」
「在庫確認はどうすれば?」
「 地方の店舗ならある?」
「 もしかしてチューダーマラソンが必要なの? 」

とか、値上げも続いていますし、資産価値やリセールがどうなっているのかも気になるところです。

この記事では、なぜチューダーが正規店でこれほど入手困難になっているのか、その背景にある理由と、入手困難な人気モデル、そして「じゃあ、どうすれば買えるのか?」という具体的な戦略について、私なりにリサーチした情報をまとめてみました。

この記事のポイント!
  • チューダーが正規店で買えない「本当の理由」
  • 入手困難な人気モデルと、その人気の秘密
  • 気になる資産価値とリセールの実態
  • 「買えない時代」を乗り切るための購入戦略
この記事のポイント!
  • チューダーが正規店で買えない「本当の理由」
  • 入手困難な人気モデルと、その人気の秘密
  • 気になる資産価値とリセールの実態
  • 「買えない時代」を乗り切るための購入戦略
目次

チューダーが正規店で買えない現象とは

チューダーが正規店で買えないという現象、数年前なら考えられなかったかもしれません。

このセクションでは、なぜこのような状況が生まれたのか、ロレックスの品薄問題との違いや、品薄の背景にあるブランド戦略について掘り下げてみます。

ロレックスと違う?購入制限の有無

まず、すごく大事なポイントからお話ししますね。

ロレックスが買えない状況というと、人気モデルには「購入制限」があって、本人確認が必要だったり、一度買うと数年間(例:5年間)は同じモデルを買えなかったり…といった厳格なルールをイメージすると思います。

特にデイトナやGMTマスターIIなどの人気スポーツモデルは、この制限の対象として有名ですよね。

ですが、チューダーには2025年現在、そういった公式の購入制限は一切ありません。

これは、ロレックスとチューダーの「買えない」状況の質が、根本的に異なることを意味しています。

ロレックスは、過度な投機や転売を防ぐために、ブランド側がポリシーとして「売る相手を選ぶ(制限する)」仕組みを導入しています。(もちろん、それでもロレックスの「買えない」状況は続いていますが…)

対してチューダーは、理論上は、正規店の店頭に在庫さえあれば、誰でも、いつでも購入が可能なんです。ではなぜ「買えない」のか? それは、制限とは別の理由が深く関係しています。

なぜ買えない?供給を上回る需要

チューダーが買えない理由は、ポリシーや制限ではなく、とてもシンプルです。純粋に「需要が供給を圧倒的に上回っている」からです。

ここ数年で、チューダーのブランド価値は、かつての「ロレックスの弟ブランド」という立ち位置から、独自の魅力を持つブランドへと大きく飛躍しました。

チューダー人気を支える4つの要因

  1. 歴史的背景
    ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフが、「ロレックスの品質と信頼性を、より手頃な価格で提供する」ために設立したという、サラブレッドな歴史的背景。
  2. 卓越したデザイン性 
    「ブラックベイ」シリーズに代表される、ヴィンテージの要素(イカ針やリベットブレスなど)と現代的なセンスが融合した、絶妙なデザイン。
  3. マニュファクチュール化 
    2015年頃から本格化した「自社製ムーブメント」の搭載。(出典:TUDOR公式サイト「マニュファクチュール キャリバー」) これが非常に大きく、単なる「ロレックスのディフュージョンブランド」から、独自の高い技術力を持つマニュファクチュール(自社一貫製造)ブランドへと進化を遂げました。
  4. 優れたコストパフォーマンス 
    上記のすべてを持ち合わせながら、ロレックスよりも格段に手が届きやすい価格設定。

これらの要因が組み合わさり、時計愛好家からファッション感度の高い層まで、幅広いファンをガッチリ掴んだんですね。

ロレックス品薄の「波及効果」も

さらに、ロレックスの品薄が深刻化しすぎた結果、「ロレックスが(価格的にも、在庫的にも)買えないから、次のターゲットへ」という層が、歴史やデザインに共通点のあるチューダーに流れ込んできた側面も大きいかなと思います。

これが既存のチューダー人気と合流して、供給のキャパシティを完全に超えてしまった、というのが実情のようです。

意図された「希少性」

とはいえ、「そんなに人気なら、もっとたくさん作ればいいのに」と思いますよね。でも、そうしないのがチューダーの戦略だと私は考えています。

例えば、同じ「手の届くスイス製高級時計」カテゴリーの競合、タグ・ホイヤーは年間数十万本という単位で生産していると言われますが、その「作りすぎ」が市場での希少性を損なっている、なんて指摘もあります。

一方で、チューダーの年間生産本数は約30万本程度と推定されており、これはタグ・ホイヤーの半分以下とも言われています。

この意図的に絞られた生産規模によって、「ロレックスより安価」という手の届きやすさを維持しつつ、「タグ・ホイヤーより希少」という絶妙なバランスを保っている。

管理人

この戦略的な希少性こそが、現在のブランド価値を高め、「買えない」状況を生み出す一因になっているわけですね。

入手困難な人気モデル トップ5

では、具体的に「何が買えない」のでしょうか。私なりにリサーチしたところ、特に品薄が深刻とされる人気モデルには、いくつかの明確な共通点があることが分かりました。

それは、「ヴィンテージ感のあるデザイン」と、2015年以降本格化した「高性能な自社製ムーブメント」、そして何より「絶妙なケースサイズ」です。

ここ数年、時計業界では41mm以上の大型ケースがトレンドでしたが、その一方で「日常使いするには少し大きすぎる」「クラシックなサイズ感が好み」という声が高まっていました。

特に手首が細めな方や、スーツの袖口にスッキリ収めたいビジネスパーソンにとって、この「サイズ問題」は切実だったかなと思います。

管理人

そこに完璧に応える形で登場したのが、チューダーでした。

特に「ブラックベイ 58」の39mmや、「ブラックベイ 54」の37mmといった、ヴィンテージのオリジナルフォルムを踏襲した「小ぶりな」サイズ感。

これが、装着感の良さとクラシックな佇まいを求める層に熱狂的に支持され、さらに男女を問わず人気を集める(ユニセックスな需要)要因となり、品薄に拍車をかけています。

リサーチに基づき、現在正規店での入手が特に困難とされる人気モデルを、具体的に紹介していきます。

ブラックベイ 58 GMT (M7939G1A0NRU-0001)

2024年の新作として登場し、瞬く間に市場から姿を消した超人気モデルです。

人気の理由は明快で、これまで「最強のサイズ感」として絶大な人気を誇ってきた「39mm」のブラックベイ 58のケースに、旅行やビジネスで役立つ待望のGMT機能が搭載されたからです。

既存のBB58ファンとGMT機能が欲しかった層、双方の需要が一点に集中し、登場時から極度の品薄状態が続いています。

ブラックベイ 54 (M79000N-0001/0002)

1954年の初代ダイバーズウォッチを忠実に復刻したモデルです。

最大の特徴は、現行のチューダー ダイバーズで最小クラスとなる「37mm」というケース径。

このクラシックで小ぶりなサイズ感が、「これこそ探していたサイズだ」と、ヴィンテージ愛好家や日常使いしやすい時計を求める層に熱狂的に支持されています。

ブラックベイ 58 (M79030N-0001)

もはや説明不要、現代のチューダー人気を確立した立役者と言えるモデルです。

1958年のオマージュである「39mm」ケースは、ヴィンテージ感と現代的な装着感の「完璧なバランス」を実現したと高く評価されています。

定番中の定番でありながら、その圧倒的な人気ゆえに常に入手困難な状況が続く、ブランドの象OS的な存在です。

ブラックベイ クロノ (M79360N-0002)

41mmケースのクロノグラフモデルですが、特に絶大な人気を誇るのが、白文字盤に黒のインダイヤル(サブダイヤル)を配した、通称「パンダダイヤル」です。

ロレックスのデイトナをも彷彿とさせるこのアイコニックなデザインが人気の理由。

さらに、チューダーの全モデルの中でも資産価値(リセールバリュー)がトップクラスであることも、人気に拍車をかけています。

ブラックベイ GMT (M79830RB-0001)

こちらは41mmケースのGMTモデルで、赤青ベゼルが特徴的な、通称「ペプシ」と呼ばれるモデルです。

兄貴分であるロレックスのGMTマスターIIを想起させつつも、チューダー独自のヴィンテージ感を持ち、高いコストパフォーマンスでGMTモデルの定番として根強い人気を維持しています。

新型のBB58 GMTが登場した後も、このクラシックな41mmの人気は健在です。


この中でも、特に人気の中心となっている「ブラックベイ 58」「ブラックベイ 54」、そして「クロノ パンダ」については、なぜこれほどまでに人気が集中するのか、この後さらに詳しく掘り下げていきますね。

ブラックベイ 58の入手難易度

上の表にも出てきましたが、「ブラックベイ 58 (BB58)」は、まさに今のチューダー人気を牽引する存在です。

人気の理由は、1958年のオリジナルフォルムを踏襲した、ケース径39mmという絶妙なサイズ感。41mmの通常モデル(ブラックベイ)より一回り小さく、ケース厚も薄くなったことで、装着感が劇的に向上しました。

管理人

ワイシャツの袖口にもスッキリ収まるこのサイズ感は、日本のビジネスシーンにも最適だったんですね。

ヴィンテージな雰囲気(金色の差し色など)と、70時間パワーリザーブの自社製ムーブメントという現代のスペックを完璧に両立させたモデルとして、登場以来ずっと品薄が続いています。

管理人

もはや「定番」でありながら「入手困難」という、チューダーを象徴するモデルですね。

(こうした、チューダーとロレックスの具体的な違いや、ブランドの立ち位置の変遷を知ると、より一層BB58の魅力が分かります。)

ブラックベイ 54が人気の理由

「ブラックベイ 54 (BB54)」は、さらにその上を行く人気かもしれません。

こちらは1954年の初代ダイバーズ(Ref.7922)を忠実に復刻したモデルで、特徴はなんといってもケース径37mmという、さらに小ぶりなサイズ。

BB58の39mmでも「まだ少し大きい」と感じていた層や、本物のヴィンテージウォッチのサイズ感が好きな人、そして手首が細めの方や女性からも、「これこそ探していたサイズだ!」と熱狂的に支持されています。

デザインも初代に寄せ、ベゼルのメモリをシンプルにするなど、BB58とはまた違ったクラシックさがあります。2023年の登場以来、正規店で見かけることはほぼない、というほどの超人気モデルになっています。

クロノ パンダはなぜ人気か

「ブラックベイ クロノ」の白文字盤、通称「パンダダイヤル」(M79360N-0002)も外せません。

人気の理由は、もうデザインに尽きると思います。ロレックスのデイトナ(特にパンダダイヤルの116500LN)を彷彿とさせるアイコニックなルックスが、時計ファンの心を掴んで離さないんです。

2021年のクロノグラフ50周年記念として登場したこのモデルは、デザインだけでなく、中身もブライトリングの「B01」をベースにした高性能なマニュファクチュールキャリバー「MT5813」を搭載しています。

しかも、このモデルはチューダーの中でも特に「資産価値」が高いことで知られています。デザイン、性能、そして資産価値の三拍子が揃っているため、正規店で買えれば本当にラッキー、という状況がずっと続いていますね。

資産価値とリセールの実態

「正規店で買えない」となると、必然的に気になるのが資産価値やリセールバリューですよね。

かつては「チューダーは買ったら価値が下がる」「ロレックスと違って資産価値が低い」なんて言われることもありましたが、今は状況がまったく違います

近年の人気高騰で中古市場でも非常に需要が高く、「値崩れしにくい」ブランドへと変貌しました。

プレミア価格がつくモデルも

特に「ブラックベイ クロノ(パンダ)」は、リセールバリュー(換金率)が非常に高く、中古市場でも定価を超えるプレミア価格で取引されるのが当たり前になっています。

また、新作の「ブラックベイ 54」や「ブラックベイ 58 GMT」も、正規店での入手が極めて困難なため、二次市場では定価を上回る価格(例:2023年当時のBB54が定価を上回る50万円台後半など)がついていることが多いです。

ただし、ここで注意が必要です。チューダーの資産価値をロレックスと同一視するのは危険です。

チューダーの資産価値は「不安定」

チューダーの資産価値は、ロレックスのそれとは質が違います。ロレックスがほぼ全てのスポーツモデルで価値が安定する「ブルーチップ(優良株)」だとすれば、チューダーはもっと不安定(volatile)です。

価値が上がるのは…

  • ①一部の人気モデル(BBクロノ、BB54/58など)に集中している。
  • ②時計市場全体の相場に左右されやすい(2022年の時計相場ピークアウトと共に、チューダーも価格が下落した傾向がある)。
  • ③新作や限定色など一時的な熱狂(Hype)の影響も強く受ける。

ロレックスと同じ感覚で「買えば必ず上がる」と期待していると、「こんなはずじゃなかった」とかつての人が後悔したように、認識のズレが生じる可能性もあるので、冷静な判断が必要です。

※資産価値やリセール価格は、あくまで市場の動向やモデルの状態による目安です。特定の価格を保証するものではありません。正確な情報や査定については、専門の販売店や買取店にご確認ください。

チューダーが正規店で買えない時の戦略

では、この「チューダーが正規店で買えない」という厳しい状況の中、私たちはどうすれば希望のモデルを手に入れられるのでしょうか。

こからは、具体的な購入戦略について考えていきたいと思います。

値上げ(価格改定)の影響

まず、今後の見通しですが…残念ながら、この品薄状況はさらに加速する可能性が高いです。

その理由は「度重なる値上げ」と「2025年の新作戦略」にあります。

ハイペースな値上げによる駆け込み需要

チューダーは、2025年に入ってからも1月と7月(データベースの情報に基づく例)に価格改定(値上げ)を実施しました。値上げ率も4%前後と、なかなかのハイペースです。

こうなると、消費者の心理としては当然、「次の値上げ前に買いたい」という駆け込み需要が起きますよね。これが、ただでさえ少ない正規店の在庫をさらに圧迫する要因になっています。

2025年新作による「ブランド格」の向上

さらに注目したいのが、2025年に発表された新作ラインナップです。

  • METAS認定(マスター クロノメーター)を受けたブラックベイ
  • ブランド初のムーンフェイズ搭載機「チューダー 1926 ルナ」
  • 5列ブレスが追加され、80万円超えの価格帯になったブラックベイ クロノ

これらの新作群を見ると、明らかにブランド全体を「高級化・高価格化」させようという明確な戦略が感じられます。

この戦略が成功してブランドの「格」が上がると、チューダーへの注目度はさらに高まるでしょう。しかし、皮肉なことが起こると私は予想しています。

これらの高価格帯の新作を見てチューダーに興味を持った新規の顧客が、いざ買おうとした時に、ブランドの「象徴」であり、かつ「エントリーモデル」でもある既存の人気モデル、つまり「ブラックベイ 58」や「ブラックベイ 54」に殺到する…というシナリオです。

新作が、最も人気の高い既存モデルの「広告塔」として機能してしまい、結果としてBB58やBB54の品薄(=正規店で買えない状況)をさらに悪化させる可能性が極めて高い、と私は見ています。

チューダーマラソンの必要性

では、どうするか。まず、【最安値(定価)での購入】を目指す場合の戦略です。

結論から言うと、チューダーマラソンを実行するしかありません。

「マラソン」と聞くとロレックスを思い浮かべますが、チューダーマラソンは少し意味合いが違います。

  • ロレックスマラソン: 
    購入制限がある中で、顔を覚えてもらい、割り当てや抽選のチャンスを待つ側面が強い。
  • チューダーマラソン: 
    購入制限がないため、純粋に「正規店に希望モデルの在庫が入荷するタイミング」に立ち会うための、地道な店舗巡り。

制限がないということは、入荷さえあれば誰でも買える「早い者勝ち」の世界です。

だからこそ、入荷のタイミングに居合わせるために、都市部の旗艦店だけでなく、地方の正規取扱店も含めて、足しげく通う必要があるわけです。

在庫確認と入荷のタイミング

マラソンをするといっても、やみくもに回るのは非効率ですよね。

人気モデルの「在庫確認」については、正直、電話で聞いても「在庫はありません」と即答されることがほとんどだと思います。お店側としても、転売対策などで神経質になっている可能性がありますし、電話での取り置きは基本的に応じてくれません。

やはり、実際に店舗に足を運び、スタッフの方とコミュニケーションを取ることが重要です。

単に「BB54ありますか?」と聞くだけでなく、「このモデルのこういうところが好きで探している」といった熱意を伝え、顔見知りになっておくと、もしかしたら有益な情報(「近々入るかも」といったニュアンスなど)を得られるかもしれません。

入荷のタイミングは、完全に「運」の要素が強いです。いつ、どのモデルが入ってくるかは、お店の人でも正確には予測できない(入荷するまで分からない)ことが多いようです。

地方の店舗は穴場といえるか

「都市部はライバルが多いから、地方の店舗なら買えるのでは?」と考える人も多いと思います。私もそう思って調べたことがあります。

これは「穴場」である可能性もありますが、同時に「リスク」もあります。

地方店のメリット

  • 都市部(特に銀座や新宿の旗艦店)に比べて、来店客数(=マラソンランナー)が少ない可能性がある。
  • 地元密着型で、じっくりと接客してくれる場合がある。

地方店のデメリット

  • そもそも、人気モデルの入荷本数自体が都市部の大型店より少ない可能性が高い。
  • 入荷数が少ないため、常連客や外商顧客に優先的に回されてしまい、店頭に並ぶ前に売れてしまう可能性もある。

結論として、「地方に行けば必ず買える」というものではありません。

ですが、出張や旅行などで地方を訪れた際に、ダメ元で正規店を覗いてみるのは、マラソンの戦略としてはアリだと思います。思わぬ出会いがあるかもしれませんからね。

二次市場での購入やレンタルという選択肢

【即時の入手】を最優先する、あるいは「チューダーマラソンに疲れてしまった…」という場合、正規店での定価購入にこだわらなければ、他のアプローチも存在します。

それが、二次市場(並行輸入店や中古専門店)の活用や、時計のレンタルサービスです。

二次流通(二次市場)での購入

「今すぐ欲しい」というニーズに対して、最も現実的で早い解決策がこれです。

正規店ではまったく見かけないBB54やBBクロノ パンダといった超人気モデルも、並行輸入店や中古専門店(いわゆる二次市場)には、在庫として並んでいることがほとんどです。(もちろん、お金さえ払えば、ですが…)

ただし、当然ながら価格は正規店の定価ではありません。BB54やBBクロノ パンダのような人気モデルは、需要と供給のバランスが完全に崩れているため、定価を大幅に超えるプレミア価格になっていることがほとんどです。

これはもう「正規店でいつ出会えるか分からない時間や労力をお金で買う」という、一種の割り切りが必要になりますね。

信頼できる店舗選びを!

二次市場を利用する際に、最も注意すべき点、というより絶対に妥協してはいけない点です。

価格が相場より安いからといって、実績の不明な店や、個人間取引が基本となるフリマアプリなどで安易に手を出すのは非常に危険です。偽物や、外装は綺麗でも内部のコンディションが悪い個体を掴んでしまうリスクがあります。

選ぶべきは、信頼と実績のある優良店(大手の並行輸入店や、専門の中古時計店など)です。

こうした店舗は、長年の実績があり、専門知識を持ったスタッフが在籍していることが多いです。また、販売後の「独自保証」を付けていることも多く、万が一の際のアフターケアも含めた安心感が全く違います。

※購入の際は、その店舗の保証内容(期間や適用範囲)や、返品・交換の条件などを、必ずご自身でしっかりご確認ください。

時計レンタルという選択肢

これは「購入」とは少し異なりますが、チューダーを体験するという意味では有効な選択肢です。

最近は、月額制の時計レンタルサービス(サブスクリプション)も増えてきました。こうしたサービスを利用すれば、BB58などの人気モデルを一定期間、実際に腕につけて生活してみることができます。

メリットは、購入前の「お試し」ができること。

「39mmと37mm、自分に合うのはどっちだろう?」といった悩みを、実機でじっくり比較検討できます。また、結婚式や重要な商談など、特定のTPOに合わせて一時的に利用するといった使い方も可能です。

もちろん、あくまでレンタルなので自分の所有物にはならず、利用し続ければランニングコストもかかります。ですが、高額な買い物で後悔しないための最終確認として、こうしたサービスを賢く利用するのはアリかなと思います。

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チューダーが正規店で買えない時代の結論

「チューダーが正規店で買えない」という現象は、もはや一時的なものではなく、ブランドの戦略と市場のトレンドが組み合わさった結果、常態化しつつあります。

もはやチューダーは「ロレックスの廉価版」ではなく、それ自体が入手困難な、独自の人気ブランドへと完全に変貌を遂げた。まずは、この新しい現実を受け入れる必要があるかと思います。

その上で、ご自身の目的に合った戦略を選ぶことが大切です。

あなたの目的は? 3つの購入戦略

  1. 定価(最安値)で買いたい: 
    忍耐と運、そして熱意を持って「チューダーマラソン」を実行する。入荷タイミングに立ち会うことだけが、定価で買う唯一の道です。
  2. 今すぐ欲しい: 
    プレミア価格を許容し、信頼できる二次市場で「時間をお金で買う」。店舗選びは慎重に。
  3. 資産価値も重視したい: 
    相場下落リスクも念頭に置きつつ、「BBクロノ パンダ」や「BB58」など、リセールが確立された定番人気モデルにターゲットを絞る。(ロレックスとは資産価値の質が違うことを理解した上で)

この記事が、あなたが素敵な一本に出会うための参考になれば嬉しいです。

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