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ロレックス買える人の特徴とは?正規店攻略の店員本音と年収目安

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こんにちは。毎月200本以上の腕時計をマッチングしているCHRONOBLE 運営者の「NAOYA」です。

正規店に何度通っても在庫がないと言われる

年収や服装で判断されているのではないか?

と、ゴールの見えないロレックスマラソンに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、なぜこれほど購入が難しいのか、その背景を解説しつつ、手に入りやすいモデルの存在や、買える人の年収のリアルな目安について私なりの視点で深掘りします。

さらに、ロレックスマラソンの成功者のインタビューをまとめたうえで、ロレックスが買える人の特徴や具体的な攻略法。

さらには買える確率を少しでも上げるための振る舞いまで、これから正規店攻略を目指す方が知っておくべき情報を網羅しました。ぜひ最後までお付き合いください。

この記事のポイント!
  • 正規店で「ロレックスを買える人」に共通する具体的な特徴と、店員に好まれる振る舞い
  • 2024年12月の新ルール適用後における、購入制限の実態と対策
  • 「在庫確認」の裏側にある店員の心理と、信頼関係を築くための会話術
  • 入手困難モデルの難易度ランクと、比較的狙いやすいモデルの選び方

この記事のポイント!
  • 正規店で「ロレックスを買える人」に共通する具体的な特徴と、店員に好まれる振る舞い
  • 2024年12月の新ルール適用後における、購入制限の実態と対策
  • 「在庫確認」の裏側にある店員の心理と、信頼関係を築くための会話術
  • 入手困難モデルの難易度ランクと、比較的狙いやすいモデルの選び方
目次

そもそもロレックス買える人とは?

そもそもロレックス買える人とは?

ロレックスを買える人という言葉には、単なる購買力以上の意味が含まれています。なぜなら、定価の倍以上の価格で取引される二次流通市場とは異なり、正規店では店員に選ばれた人しか購入できないからです。

ここでは、現代のロレックス市場における適格者の定義と、その背景にある構造的な要因を紐解いていきます。

正規店でロレックスは買えるのか?

正規店でロレックスは買えるのか?

結論から申し上げますと、正規店でロレックスを購入することは「可能」ですが、極めて高いハードルと戦略が必要です。

かつてのように、ふらりと立ち寄ったお店でショーケースに並ぶデイトナやサブマリーナーを見つけ、「これください」と即決できる時代は完全に終わりました。

現在、正規店のショーケースには展示専用のプレートが置かれ、販売可能な在庫はバックヤードで厳重に管理されています。

これらは一見さんお断りという明文化されたルールではないものの、実質的には転売リスクがなく、ブランドを愛用してくれる信頼できる顧客にのみ、店員の裁量で案内される仕組みになっています。

購入プロセスは「面接」に近い

正規店での購入は、単なる商取引ではなく、一種の「採用面接」に近いと考えていただいた方が分かりやすいかもしれません。

店員さんは、短い会話の中で

この人は本当に時計が好きなのか?

転売目的ではないか?

長く付き合える人物か?

を見定めています。

したがって、まずは「客」として認知され、信頼を積み重ねるプロセスが不可欠なのです。

ロレックスの購入が難しい理由

ロレックスの購入が難しい理由

なぜ、これほどまでにロレックスは入手困難なのでしょうか。その背景には、世界的な需要の爆発と、ブランド独自の供給戦略、そして投機的需要の流入という複合的な要因があります。

最大の理由は、「実用時計としての需要」を超え、「換金性の高い実物資産」としての地位を確立してしまったことにあります。

定価で購入できれば、その瞬間に数十万円から百万円以上の含み益(プレ値)が発生するため、純粋な時計ファンだけでなく、投資家や転売業者が市場に殺到しました。

ブランド価値を守るための供給制限

一方で、ロレックス側は品質維持を最優先するため、急激な増産を行いません。また、ブランド価値の希薄化を防ぐために、正規販売店に対して厳格な販売管理を求めています。

公式にも、在庫状況については各店舗の裁量に任されている旨が明記されています。(出典:ロレックス公式サイト『ロレックスを購入する』

2024年12月からの新ルールに注意!

これまでプロフェッショナルモデルを中心に行われていた購入制限が、2024年12月16日より「全モデル」に拡大されました。

これにより、デイトジャストなどのクラシックモデルを購入した場合でも、その後一定期間は他のすべてのモデルが購入不可となるなど、ルールが劇的に厳格化されています。

これからマラソンを始める方は、この「一球入魂」の状況を理解しておく必要があります。


こうした背景から、正規店は転売屋を排除するゲートキーパーとしての役割を強化せざるを得なくなり、結果として一般のファンにとっても購入のハードルが上がってしまったのです。

この辺りの詳しい事情については、ロレックスが買えない理由と2025年の展望の記事でも詳しく解説しています。

ロレックス買えないランキング解説

ロレックス買えないランキング解説

ロレックスが欲しいと言っても、モデルによってその入手難易度は天と地ほどの差があります。

私が日々、市場の動向や購入報告を分析して作成した、最新の「買えないランキング」をご紹介します。

スクロールできます
難易度モデル名・Ref.現状と攻略のポイント
SSS (幻級)コスモグラフ デイトナ
Ref.126500LN(白/黒)
正規店での案内は「宝くじ」レベル。数年通っても案内されないのが普通で、外商顧客でも入手困難。明確な購入実績と、店長クラスとの太いパイプが必要とされる聖域です。
SS (極難)GMTマスターII (ペプシ/バットマン/スプライト)特にジュビリーブレスの「ペプシ(赤青)」は生産数が少なく、デイトナに次ぐ難関。ビジネスマンからの指名も多く、競争率は極めて高いです。
S (困難)サブマリーナーデイト
Ref.126610LV(グリーン)
通称「スタバ」や「ハルク」と呼ばれるグリーンベゼルは、黒文字盤に比べて圧倒的に入荷が少ないと言われています。黒(LN)であれば、Sランクよりは多少マシですが、それでも激戦区です。
A (要努力)エクスプローラー I / II エアキングプロフェッショナルモデルの中では比較的入荷が多いとされますが、回転率が高く、店頭滞在時間は極めて短いです。「タイミング」さえ合えば、初見でも案内される可能性があります。

これからマラソンを始める方は、いきなりSSSランクのみを狙うと心が折れてしまう可能性が高いです。ご自身のライフスタイルに合わせて、現実的なターゲット設定をすることも戦略の一つです。

ロレックスが手に入りやすいモデル

ロレックスが手に入りやすいモデル

では、逆に手に入りやすいモデルは存在するのでしょうか? 正直なところ、現在いつでも買えるモデルは正規店には存在しません。

しかし、プロフェッショナルモデル(スポーツモデル)へのこだわりを捨て、視野を広げれば出会える確率は格段に上がります。

デイトジャスト

デイトジャスト

ロレックスの中で最もバリエーションが豊富で、入荷数も多いのがデイトジャストです。ただし、すべてが買いやすいわけではありません。

ミントグリーン文字盤やフルーテッドベゼル×ジュビリーブレスレットという王道の組み合わせは非常に人気が高く、入手困難です。

一方で、スムースベゼル×オイスターブレスレットのようなシンプルな組み合わせは、スポーティでビジネスにも使いやすいうえ、競争率が比較的落ち着いています。

特に36mmや41mmのサイズで、黒やシルバーといった定番カラーを指定すれば、数回の訪問で案内されるケースも珍しくありません。

オイスターパーペチュアル

オイスターパーペチュアル

ロレックスのエントリーモデルとして知られるオイスターパーペチュアルも、狙い目の一つです。

ここで注意が必要なのは文字盤の色です。ターコイズブルーやキャンディピンク、セレブレーションモチーフといった希少カラーは、プロフェッショナルモデル並みに入手困難です。

狙うべきは、「ブラック」「シルバー」「ブライトブルー」といったベーシックなカラーです。

これらは流行に左右されず長く使えるため、店員さんも初めてのロレックスとして提案しやすい傾向にあります。サイズ展開も豊富なので、ご自身の腕に合うサイズ(36mmや41mmなど)をピンポイントで探していると伝えると、本気度が伝わりやすくなります。

ロレゾール

ステンレススチールとゴールドを組み合わせたロレゾール(コンビモデル)は、実は非常に有力な選択肢です。

オールステンレスのモデルに比べて定価が高額になるため、転売時の利益率(リセールバリュー)を気にする転売屋や投資家は敬遠する傾向があります。

つまり、ライバルが少ないブルーオーシャンになりやすいのです。華やかさがありつつも、大人の品格を感じさせるコンビモデルは、年齢を重ねても似合う一生モノです。

予算はあるので、長く使える良い時計が欲しいというスタンスの方には、最も近道となる選択肢と言えるでしょう。

「何でもいい」は禁句です

紹介したモデルが狙い目だからといって、デイトジャストかオイパペなら何でもいいですという態度は絶対に見せないでください。

仕事でスーツに合わせたいので、シンプルなスムースベゼルのデイトジャストを探しています

といったように、具体的な利用シーンと希望スペックを伝えることが、店員さんからの提案を引き出すための鍵となります。

2025年現在、ロレックスが購入しやすくなったと言われています。実際の状況についてこちらの記事で詳しく解説しました。

ロレックスが買える人の年収目安

ロレックスが買える人の年収目安

年収いくらあればロレックスを買えますか?

という質問は非常によく受けます。ロレックスのエントリーモデルは約80万円〜、人気モデルは150万円前後、無垢モデルになれば400万円〜と高額です。

一般論として、生活に支障をきたさずに嗜好品に100万円以上を出せるレベル、つまり年収800万円〜1000万円以上が一つの目安とされることが多いですが、正規店側が年収証明書を求めることはありません。

重要なのは「年収」より「可処分所得」と「維持能力」

店員さんが見ているのは、年収の額面そのものよりも、以下の2点だと私は感じています。

  1. 即決できる経済的余裕:案内されたその場でカードを切れる(あるいは現金を用意できる)余裕があるか。
  2. ランニングコストへの理解:ロレックスは3年〜5年に一度、オーバーホール(分解掃除)が必要です。これには1回あたり10万円前後の費用がかかります。時計を買って終わりではなく、維持費を払い続けて大切に扱えるオーナーかどうかが、真の買える人の条件です。

無理をしてローンで購入するよりも、余裕を持ってメンテナンスまで楽しめる経済状態であることが、結果として店員さんへの余裕のある態度につながります。

ロレックスは欲しいけど即金がないって方のために、ローンで購入する人に焦点を当てた記事▶︎ロレックスローンで買う人はいる?無金利は何回まで可能?

ロレックスが買える人の特徴を分析

ロレックスが買える人の特徴を分析

私がこれまでマッチングを行ってきた中や、実際に正規店で購入できた方々には、明確な共通点が存在します。

それは特別なコネクションではなく、人として信頼できるかどうかという点に集約されます。

正規店で購入成功する人の4つの特徴

  • ①明確な「購入の動機」を持っている: 
    「昇進記念」「結婚10周年」「子供の生まれ年の時計」など、その時計を必要とするパーソナルなストーリーを持っています。これは転売屋との最大の差別化要因になります。
  • ②TPOをわきまえた清潔感がある: 
    高級スーツである必要はありませんが、清潔感のある服装、整えられた髪型や爪など、ブランドの品格を損なわない身だしなみをしています。
  • ③店員に対するリスペクトがある: 
    「客だから偉い」という態度は一切なく、店員を一人のプロとして尊重し、対等かつ丁寧なコミュニケーションをとっています。
  • ④指名モデルが一貫している: 
    「デイトナかGMTかサブマリーナーなら何でも」というブレた要望ではなく、「このモデルの、この文字盤が欲しい」という一貫した熱意があります。

これらの特徴は、今日からでも意識して変えられる部分です。さらに詳しい「選ばれる顧客」の条件については、正規店で好かれる客、嫌われる客の違いの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ロレックス買える人が実践する戦略

ロレックス買える人が実践する戦略

精神論だけでなく、実際に購入を勝ち取るためには具体的なアクションプランが必要です。ここでは、店員さんの心理を逆手に取ったコミュニケーション術や、マラソンの効率を高める戦略について解説します。

ロレックス店員の本音と攻略法

ロレックス店員の本音と攻略法

店員さんも感情を持つ人間です。毎日何十人もの客から「在庫ある?」「ないの?」と問い詰められ、疲弊しているのが実情です。

そんな中で、彼らがこの人になら案内したい(案内しても大丈夫だ)と思うのはどんな人でしょうか。

それは、自分(店員)の味方になってくれる客です。

店員を味方につけるアクション

  • 混雑時を避ける:
    土日の昼間などの繁忙期は避け、平日の雨の日や開店直後など、店員さんが会話をする余裕がある時間帯を狙います。
  • 在庫確認中もスマートに待つ:
    確認に行ってもらっている間、貧乏ゆすりをしたりスマホをいじったりせず、静かに待つ姿勢を見せます。
  • 断られた時の去り際を美しく:
    「左様ですか、また来ますね。ありがとうございます」と笑顔で即座に退店する。これができると、店員さんは「次はなんとかしてあげたい」という心理になりやすいです。

「在庫ない」は嘘か本当か検証

「在庫ない」は嘘か本当か検証

「あいにく在庫を切らしておりまして…」という決まり文句。これは「嘘」なのでしょうか? 実は、これには2つの側面があります。

  1. 物理的に在庫がない:
    本当に入荷がなく、店舗に1本もそのモデルがない状態。
  2. あなたに出せる在庫がない:
    バックヤードに在庫はあるが、それは「上客の予約分」や「外商用」、あるいは「まだ信頼関係が浅いあなたには出せない」と判断された状態

多くの人が直面しているのは後者のケースです。

これを「嘘をつかれた」と怒るのではなく、「まだ自分はそのステージ(信頼レベル)に達していないのだ」と受け止め、通い続けることで信頼ゲージを貯めていく必要があります。

この辺りの真偽については、「在庫ない」は嘘なのか?検品中・商談中の真実の記事でさらに深く検証しています。

「在庫確認してきます」の真意

「在庫確認してきます」の真意

店員さんがバックヤードに消える「在庫確認」の時間。心臓の音が聞こえるほど緊張する瞬間ですが、この行動には3つのパターンがあります。

本当の在庫確認・調整(期待度:中〜高)

これは文字通り、本当に在庫があるかどうかを確認しに行っているケースです。

今のロレックスの正規店では、店員さんが持っているタブレット端末などで大まかな在庫状況は把握できることが多いですが、システム上のデータと現物の状況にはタイムラグがある場合があります。

例えば、データ上は1本あるが、今まさに検品中で箱から出せる状態か、タッチの差で他のスタッフが商談に入っていないかといった物理的な状況を、バックヤードに行って目で見て確認しています。

もしこの確認がクリアになれば、晴れて案内されることになるため、期待度は十分に高い状態と言えるでしょう。

店長への決済・相談(期待度:激高)

これが最も熱い、期待度MAXのパターンです。特にデイトナやGMTマスターIIなどの超人気モデルの場合、担当してくれた店員さんの一存だけでは販売できないルールになっている店舗が多く存在します。

この時、店員さんはバックヤードで店長や責任者に対して、「このお客様は非常に熱心で、転売リスクも低い素晴らしい方です。在庫を出しても良いでしょうか?」というプレゼンテーションを行っています。

上司への説得や決済承認を得るプロセスが必要になるため、戻ってくるまでの時間が5分以上と長くなる傾向があります。

もし店員さんがトレイや布のかかった箱を持って戻ってきたら、勝利は目前です。

パフォーマンス(期待度:低)

残念ながら現実に多く存在するのが、このパフォーマンスとしての在庫確認です。店員さんは会話の時点で在庫がないこと、あるいはこの方には出せないことを把握しています。

しかし、お客様からの問い合わせに対して、即答で「ありません」と返してしまうと、本当に探したのか?冷たい対応だ!といったクレームに繋がりかねません。

そのため、あえてバックヤードに下がり、水を飲んだりシフト表を確認したりして数分間の時間を潰すことで、「一生懸命探したけれど、残念ながらありませんでした」という演出を行っているのです。

これも円滑な接客を行うための、彼らなりの苦肉の策であることを理解しておく必要があります。


どのパターンであっても、待っている間の態度は非常に重要です。貧乏ゆすりをしたりスマホをいじったりせず、静かに背筋を伸ばして待つこと。

それが、万が一パターンBだった場合の最後のひと押しになるかもしれません。

予約なしでもロレックスは買える?

予約なしでもロレックスは買える?

お店に行けば買えると思っていると、入り口で止められることがあります。近年、特に都市部(東京・大阪・名古屋など)の主要店舗では、転売対策と混雑緩和のために「事前来店予約制」や「抽選入場制」を導入する動きが加速しています。

例えば、広島の正規店や大阪の百貨店の一部、銀座のブティックなどでは、Webでの事前申し込みに当選しないと入店すらできない日があります。これを知らずに遠征すると時間を無駄にしてしまいます。

一方で、地方の店舗や一部の百貨店では、まだ予約なしで並んで入れるお店も残っています。

自分が狙うエリアの店舗がどのようなシステムを採用しているか、公式サイトやSNSでの情報収集は必須です。デジタルリテラシーもまた、現代のロレックス購入には欠かせないスキルなのです。

ロレックスマラソン成功者取材録

ロレックスマラソン成功者取材録

私の周囲で、何ヶ月、時には年単位の通い込みを経て、見事に希望モデル(サブマリーナーやGMTマスターII)を購入できた「マラソン成功者」の方々に徹底的なヒアリングを行いました。

すると、彼らの行動には偶然ではなく、ある種の必然とも言える「成功法則」が見えてきたのです。

ここでは、実際に結果を出した方々が現場で実践していた具体的なテクニックを、3つの事例としてご紹介します。

「週1回の定期訪問」を徹底するルーティン戦略

会社員のAさんが実践していたのは、毎日通うのではなく、「毎週火曜日の18時」と決めて訪問する戦略でした。

毎日顔を出すことは熱意の証明になる一方で、忙しい店員さんからすると「また来たか」という負担になったり、転売屋のような必死さを感じさせてしまったりするリスクがあります。

Aさんは曜日と時間を固定することで、特定のシフトに入っている店員さんに「毎週火曜日の夕方に来て、楽しく時計の話をして帰る〇〇さん」というポジティブな認知を定着させました。

この程よい距離感が、結果として店員さんに安心感を与え、約半年後に「Aさんにぴったりのモデルが入りましたよ」という案内を引き寄せたのです。

家族の実績作りで「実需」を証明する

自営業のBさんは、最初から自分の欲しいスポーツモデルだけを狙うのではなく、まずは奥様へのプレゼントとしてレディースモデル(デイトジャストなど)を購入することから始めました。

これは単なる購入実績作りというだけでなく、店員さんに対して「私は転売屋ではなく、家族でロレックスを愛用したいと考えている一般顧客です」という、最強の身分証明になります。

パートナーと一緒に来店し、楽しそうに時計を選ぶ姿を見せることで、店員さんの警戒心は一気に解けます。

ただし、2024年12月からの新ルールでは全モデルが購入制限の対象となったため、自分の名義でレディースモデルを買ってしまうと、本命モデルが買えなくなる恐れがあります。

パートナー自身の名義で購入するなど、ルールの範囲内で「ロレックスのあるライフスタイル」をアピールすることが重要です。

メモを活用して「人対人」の関係を築く

営業職のCさんが行っていたのは、店員さんとの会話内容をスマートフォンのメモに残すという、まるで仕事のような徹底ぶりでした。

「在庫ありますか?」と聞くだけの機械的なやり取りでは、何百人も来る客の一人に埋もれてしまいます。

Cさんは担当してくれた店員さんの名前を必ず覚え、

「前回おっしゃっていたお子さんの運動会、どうでしたか?」

「先日教えてもらった時計のお手入れ方法、すごく役立ちました」

といった具合に、前回の会話の続きを次の訪問時に盛り込みました。自分の話を覚えていてくれる客に対して、店員さんが悪い気を起こすはずがありません。

この「圧倒的な親近感」こそが、バックヤードから在庫を引き出す最後の鍵となったのです。

共通するのは「楽しむ姿勢」 

彼らに共通していたのは、マラソンを「苦行」や「在庫確認作業」にするのではなく、店員さんとのコミュニケーションを楽しむ場に変えていた点です。

その余裕のある態度が、結果として幸運を呼び込んでいます。ただ在庫を聞くだけの作業にせず、店員さんとのコミュニケーションを楽しんでいる点でした。

実際にロレックスが買える確率

実際にロレックスが買える確率

こればかりは運の要素も強いため、具体的な数字を出すのは困難ですが、あえて目安をお伝えするなら、人気モデル(デイトナ・GMT)を初見で買える確率は「ほぼ0%」です。

しかし、デイトジャストやエクスプローラーなどのモデルであれば、適切な身だしなみと会話ができれば、数ヶ月通うことで出会える確率は数%〜数十%まで引き上げることが可能です。

確率を上げる唯一の方法は、分母(来店回数)を増やしつつ、分子(案内されるための好印象)を最大化すること。これに尽きます。

ロレックス買える人になるために:総括

ロレックス買える人になるために:総括

ここまでお話ししてきたように、正規店でのロレックス購入は、資金力だけでなく、人間力や忍耐力が試される長い道のりです。

しかし、だからこそ案内された瞬間の喜びは、並行店でお金を出して買うだけでは得られない特別なものになります。

最終的に店員さんが選ぶのは、ロレックスというブランドの価値を理解し、共に歩んでくれるパートナーです。もしあなたが本当にその時計を愛しているなら、その熱意は必ず伝わります。

焦らず、腐らず、店員さんとの会話を楽しみながら、あなただけの一本に出会える日を目指して、今日からまたスマートにマラソンを続けてみてください。応援しています。

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