セイコー アストロンは買いかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。2012年に世界初のGPSソーラーウォッチとして登場したアストロンは、その革新的な機能と洗練されたデザインで多くのユーザーから高い評価を得ています。
特に最新の5Xシリーズでは、さらなる進化を遂げ、ケースの小型軽量化やGPS受信性能の向上を実現。また、8Xシリーズから続く高い品質と信頼性も、アストロンの大きな魅力となっています。
限定モデルなどでは価値が上がるケースもあり、コレクターからも注目を集めています。
この記事では、セイコーアストロンの特徴や機能、さまざまなモデルの違いについて、購入を検討している方に向けて詳しく解説していきます。
- 機能と特徴から自分に合う時計か判断できる
- 年齢層別の推奨モデルと価格帯が分かる
- メンテナンスと寿命の情報から維持費用を把握
- 他製品との比較や着用例や相場感が分かる
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セイコーアストロンは買いか?基礎知識をまとめました
セイコーアストロンは、2012年に世界初のGPSソーラーウォッチとして登場して以来、その革新的な機能と高級感のあるデザインで多くのユーザーから支持されています。
高価格の理由や実際のユーザー評価、グランドセイコーとの違いなど、購入を検討する際に押さえておきたい基礎知識を解説していきます。
特に、価値の推移や愛用している芸能人の情報なども含め、購入判断の参考となる情報をお伝えします。
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セイコーアストロンの魅力と特徴を解説
セイコーアストロンには、他の高級時計にはない独自の魅力があります。代表的な5つの特徴について詳しく解説していきましょう。
世界初のGPSソーラー機能
1つ目の魅力は、世界初のGPSソーラー機能です。4つのGPS衛星からの電波を受信し、世界中どこにいても正確な時刻を自動で取得します。
特に最新の5Xシリーズでは、位置情報の取得から時刻修正までわずか3秒という高速処理を実現。
さらに、日本の準天頂衛星「みちびき」にも対応し、より安定した受信性能を確保しています。
メンテナンスフリーな設計
2つ目は、メンテナンスフリーな設計です。ソーラー充電システムにより電池交換が不要で、機械式時計で必要な定期的なオーバーホールも基本的には必要ありません。
フル充電時の稼働時間は、パワーセーブ機能を使用すれば最大2年にも及びます。また、1日最大2回の自動時刻修正機能「スーパースマートセンサー」も搭載。
前回受信した時刻を記憶し、光が当たらない状況でも定期的な時刻修正を行うなど、ユーザーの手間を極限まで省いた設計となっています。
高級感の洗練されたデザイン
3つ目は、高級感のある洗練されたデザインです。立体的な文字盤や光沢のあるインデックス、チタン素材のケースなど、随所に高級時計としての品格が感じられます。
多機能でありながら、文字盤のレイアウトは整然としており、視認性も抜群です。特にインデックスには光沢仕上げが施され、文字盤との陰影が美しいコントラストを生み出しています。
また、最新のネクスターシリーズでは、ケースとブレスレットが一体となった流麗なフォルムも実現。カジュアルからフォーマルまで、幅広いシーンで活躍します。
優れた耐久性
4つ目は、優れた耐久性です。ケースには傷がつきにくいダイヤシールド加工を施したチタン素材を使用。さらに、反射を抑えた高級サファイアガラスの採用により、長期使用でも美しさを保てます。
また、10気圧から20気圧の防水性能も確保しています。特にダイヤシールド加工は、通常のステンレスの約2倍の硬度を実現。日常的な擦り傷から時計を守り、長期間にわたって新品のような輝きを維持します。
また、チタン素材の採用により、高い強度を保ちながら、ステンレスの約半分という軽量化も実現しています。
豊富なラインナップ
5つ目は、豊富なラインナップです。20代向けのスタイリッシュな「ネクスターシリーズ」から、ビジネス向けの「5Xシリーズ」、コンパクトな「3Xシリーズ」まで、年齢層やライフスタイルに合わせて選択できます。
価格帯も13万円台から40万円台まで幅広く展開しています。
特にネクスターシリーズは、従来のアストロンよりもコンパクトな39.6mmケースを実現し、手首の細い方にも対応。
また、GPSソーラーモデルに加えて、より手頃な価格帯のソーラー電波モデルも用意されており、予算や使用環境に応じた選択が可能です。
さらに、定期的に発売される限定モデルやコラボレーションモデルも、コレクターから高い支持を得ています。
ただし、いくつかの注意点もあります。GPSの受信には屋外で空が開けた場所が必要で、ビルの谷間や室内では受信しづらい場合があります。
また、大きめのケースサイズが特徴のため、手首の細い方には不向きなモデルもあります。
このように、セイコーアストロンは最新テクノロジーと実用性を追求した高級時計です。
特に、海外出張の多いビジネスパーソンや、メンテナンスフリーの高機能時計を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
セイコーアストロンが高い理由とは
セイコーアストロンの価格帯は15万円から40万円程度と、一般的な腕時計と比べると高価格です。なぜこれほどの価格になるのか、具体的な理由を見ていきましょう。
まず、アストロンはGPS衛星の電波を受信するための独自開発のアンテナを搭載しています。このアンテナの小型化と高感度化には、膨大な開発コストが投じられています。
次に、ケースには傷がつきにくい「ダイヤシールド」加工が施されたチタン素材を使用。さらに、反射を抑えた高級サファイアガラスの採用など、随所に最先端の技術が詰め込まれています。
一方で、他の高級時計ブランドと比較すると、搭載されている機能や素材の品質を考慮した場合、むしろコストパフォーマンスは優れているとも言えます。ただし、高価格帯のため、購入を検討する際は慎重な判断が必要でしょう。
なお、最新のネクスターシリーズには、13万円台の比較的手の届きやすい価格帯のモデルも登場しています。価格を抑えたモデルは、GPSソーラー機能の代わりに電波受信機能を採用しています。
アストロンの評価を徹底レビュー
セイコーアストロンは、腕時計専門店やユーザーから非常に高い評価を得ています。実際の評価を具体的に見ていきましょう。
実用面では、GPS衛星との同期による正確な時刻表示が特に高く評価されています。ビジネスパーソンからは、海外出張時の時差調整が自動で行われる利便性が支持を集めています。
品質面においても、チタン素材の採用やダイヤシールド加工による耐傷性の高さが好評です。また、文字盤の視認性やデザイン性も、高級時計に相応しいクオリティとして評価されています。
ただし、いくつかの改善点も指摘されています。
なお、最新のネクスターシリーズでは、これらの課題に対応したコンパクトなモデルも登場し、さらなる進化を遂げています。
グランドセイコーとアストロンどちらを選ぶ?
グランドセイコーとアストロン、両者とも日本が誇る高級時計ブランドですが、その特徴は大きく異なります。
購入を検討している方のために、それぞれの特徴を比較してみましょう。
アストロンは最新テクノロジーを結集した実用時計です。GPSソーラー機能による正確な時刻表示や、メンテナンスフリーの利便性を重視する方に適しています。
特に、海外出張が多いビジネスパーソンや、手間のかからない時計を求める方におすすめです。
アストロンとアテッサの比較をした記事も書いていますので、気になる方は次の記事もどうぞ。
一方、グランドセイコーは伝統的な時計製造技術と職人技が光る高級時計です。
機械式やスプリングドライブなど、複数のムーブメントから選択できる点が特徴です。時計の機械的な魅力や資産価値を重視する方に向いています。
価格帯を比較すると、アストロンは15万円から40万円程度、グランドセイコーは30万円から数百万円までと幅広く展開しています。
ただし、同価格帯で比較した場合、アストロンの方が搭載機能は充実しているといえます。
このため、実用性と先進性を求めるならアストロン、伝統的な時計としての価値を求めるならグランドセイコーが適していると言えるでしょう。
最終的な選択は、自身の使用目的や価値観によって判断することをおすすめします。
セイコーアストロンの価値は上がる?
セイコーアストロンの価値上昇について、投資的な観点から分析していきましょう。
一般的なアストロンの定番モデルは、他の電子機器と同様に経年により価値は緩やかに下がる傾向にあります。これは、技術革新により新しいモデルが次々と登場するためです。
しかし、特別なモデルについては異なる状況が見られます。
なお、アストロンは品質の高さから長期使用に耐える実用時計です。ダイヤシールド加工により傷がつきにくく、ソーラー充電式で電池交換も不要なため、使用価値は長期間維持されます。
ただし、時計購入の主目的を資産価値の上昇に置くのであれば、機械式高級時計の方が適している可能性があります。
アストロンは、あくまでも実用性と先進性を重視した時計として捉えることをおすすめします。
愛用している芸能人の着用モデル紹介
セイコーアストロンは、多くの著名人に愛用されています。具体的にどのような方が、どのモデルを使用しているのか見ていきましょう。
広告塔でもある大谷翔平選手
最も注目を集めているのは、メジャーリーガーの大谷翔平選手です。
2024年の最新モデル「Nexter GPSソーラーデュアルタイム・クロノグラフ SBXC151」を着用しています。
このモデルは1/20秒ストップウォッチ機能を搭載し、アスリートのニーズに応える高機能モデルです。
元総理大臣「安倍晋三」も愛用
また、政界では元総理大臣の安倍晋三氏が、ビジネスシーンに適した「5Xシリーズ」を愛用していたことでも知られています。
俳優では山本耕史さんや竜星涼さんが、スタイリッシュな「ネクスターシリーズ」を着用しています。
スポーツ業界には多数愛用者が複数いる
スポーツ選手では、ダルビッシュ有選手や古田敦也さんなど、多くのプロ野球選手も愛用者として知られています。
特に海外遠征の多いアスリートにとって、自動で時差を調整するGPSソーラー機能は大きな魅力となっているようです。
セイコーアストロンは買いか決める前に確認
アストロンの購入を検討する際には、寿命やメンテナンス事情、自分に適したモデルの選び方など、いくつかの重要なポイントがあります。
シリーズごとの特徴や年齢層別のおすすめモデル、さらに5Xと8Xそれぞれの人気モデルまで、具体的な選択肢を詳しく紹介していきます。
これらの情報を参考に、あなたのライフスタイルに合ったモデル選びをサポートします。
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アストロンの寿命とメンテナンス事情
セイコーアストロンは、メンテナンスの手間が極めて少ない腕時計です。一般的な時計の寿命とメンテナンス事情を詳しく解説していきましょう。
通常の電池式腕時計では2-3年ごとの電池交換が必要ですが、アストロンはソーラー充電方式を採用しています。光を当てるだけで充電できるため、定期的な電池交換は不要です。フル充電時の稼働時間は、パワーセーブ機能を使用した場合で最大2年間に及びます。
また、機械式時計で必要とされる2-3年ごとのオーバーホールも基本的に不要です。ただし、10年程度使用すると、ソーラーパネルの充電効率が徐々に低下する可能性があります。
この場合は、セイコーの正規サービスセンターでの点検や部品交換を検討する必要があるでしょう。
なお、日常的なお手入れとしては、時々柔らかい布で拭くだけで十分です。防水性能は10気圧から20気圧を確保しているため、水回りでの使用も安心です。
長期間使用しない場合は、光の当たる場所で保管することをおすすめします。
セイコーアストロンに適した年齢層は?
セイコーアストロンは、幅広い年齢層に対応できる多彩なラインナップを展開しています。年齢層ごとの特徴とおすすめモデルを紹介していきましょう。
20代後半から30代には「ネクスター」
20代後半から30代には、2022年に登場した「ネクスターシリーズ」がおすすめです。洗練されたデザイン性と実用性を両立し、若い世代のニーズに応えるモデルとなっています。
多角形ベゼルを採用したスタイリッシュなデザインは、カジュアルからビジネスまで幅広く活用できます。
特にサファイアガラスベゼルの採用により、高級感と耐久性を兼ね備えています。また、ケースとブレスレットの一体型デザインは、現代的なスポーティー感も演出しています。
価格も13万円台からと、比較的手の届きやすい設定となっています。GPSソーラーモデルに加え、ソーラー電波モデルも用意されており、予算に応じた選択が可能です。さらに、チタン素材の採用により軽量で着け心地も抜群です。
40代から50代のビジネスパーソンには「5X」
40代から50代のビジネスパーソンには、「5Xシリーズ」が適しています。ビジネスシーンでの使用を想定した高機能モデルとして、多くの支持を集めています。
高速タイムゾーン修正機能やデュアルタイム表示など、ビジネスに便利な機能を搭載。
洗練されたデザインは、エグゼクティブ層の品格も演出します。特に、最新の5X53キャリバーでは、タイムゾーンの切り替えがわずか3秒で完了する高速処理を実現しています。
また、チタンケースにダイヤシールド加工を施すことで、長期使用でも美しい外観を保てます。さらに、スーパースマートセンサーによる自動時刻修正機能により、常に正確な時を刻み続けます。
60代以上の方には「3X」
60代以上の方には、「3Xシリーズ」がおすすめです。使いやすさと視認性を重視した設計により、シニア層からも高い評価を得ています。
39mmのコンパクトなケースサイズと、視認性の高い文字盤を採用。チタン素材による軽量設計で、長時間の着用でも負担が少ないのが特徴です。また、文字盤のインデックスは大きめにデザインされ、時刻が一目で確認できます。
さらに、操作性も考慮されており、リューズやプッシャーも扱いやすい設計となっています。
20気圧防水も確保されているため、日常生活での使用も安心です。価格も比較的手頃な設定で、実用的な高級時計として長く愛用できるモデルです。
ただし、これはあくまでも目安であり、個人の好みや使用目的によって最適なモデルは異なります。40代でネクスターシリーズを選ぶ方や、30代で5Xシリーズを選ぶ方も多くいらっしゃいます。
重要なのは、自分のライフスタイルに合ったモデルを選択することです。
セイコーアストロン 3Xと5Xと8Xの違い
セイコーアストロンには主要な3つのシリーズが存在します。それぞれの特徴と違いについて、詳しく解説していきましょう。
3Xシリーズの特徴
2019年に登場した3Xシリーズは、世界最小のGPSソーラームーブメントを実現したモデルです。39mmという小ぶりなケースサイズを実現し、手首の細い方や女性にも対応しています。
特筆すべきは新開発の平面アンテナの採用です。これにより、GPSの受信性能を維持しながら、大幅な小型化に成功しました。文字盤もシンプルで視認性が高く、操作性も考慮された設計となっています。
また、チタン素材の採用により99gという軽量化も実現。20気圧防水や耐磁性能も備え、実用性も十分です。価格帯は20万円台からと、比較的手頃な設定となっています。
5Xシリーズの特徴
2018年に「アストロン史上最高性能」として登場した5Xシリーズは、現行モデルの中核となるラインナップです。42.9mm×12.2mmまで小型化されたケースに、最新鋭の機能を搭載しています。
最大の特徴は、GPSからの時刻取得を最短3秒で完了する高速タイムゾーン修正機能です。さらに、日本の準天頂衛星「みちびき」にも対応し、より安定した受信性能を実現しています。
また、1日最大2回の自動時刻修正を行うスーパースマートセンサーや、ホームタイムとローカルタイムを瞬時に切り替えるタイムトランスファー機能なども搭載。価格帯は30万円台を中心に展開されています。
8Xシリーズの特徴
2014年に登場した8Xシリーズは、アストロン初の小型軽量化に成功したモデルです。当時としては画期的な44.6mm×13.3mmのケースサイズを実現し、GPSソーラーウォッチの普及に大きく貢献しました。
独自開発のGPS衛星電波受信モジュールにより、従来の7Xシリーズと比べてケース容積を30%削減。さらに、クロノグラフやデュアルタイムといった実用的な機能の搭載も実現しました。
また、充電効率の向上により、シェル文字盤など多彩なデザインバリエーションも可能になりました。現在は生産終了していますが、中古市場では25万円前後で取引されており、根強い人気を誇っています。
なお、各シリーズの選択においては、以下のポイントを考慮することをおすすめします。
- 手首の細い方や女性は3Xシリーズ
- 最新の機能性を求める方は5Xシリーズ
- コスパを重視する方は中古の8Xシリーズ
また、どのシリーズも基本的なGPSソーラー機能は搭載されているため、使用目的や予算に応じて選択することが重要です。
特に、5Xシリーズは今後も新モデルの展開が期待できる主力シリーズとなっています。
5Xシリーズの人気モデル5選を紹介
アストロンの中でも最新の技術を搭載した5Xシリーズの人気モデルをご紹介します。プロフェッショナルな機能性と洗練されたデザインを兼ね備えたモデルが揃っています。
世界最薄GPS搭載「SBXC021」の特徴
世界最薄を実現したGPSソーラーウォッチとして注目を集める「SBXC021」。
42.7mmのケースサイズながら薄さは12mmに抑えられており、スーツの袖口にも収まりやすい設計です。ブラックの文字盤にブルーのアクセントが効いた、ビジネスシーンで活躍するデザインが特徴。
高速タイムゾーン修正機能も搭載しており、海外出張の多いビジネスパーソンにも最適なモデルとなっています。
価格は18万円前後で、5Xシリーズの主力モデルとして人気を集めています。
一体型デザイン採用「SBXC111」の特徴
洗練された美しさを追求した「SBXC111」は、新デザインのブレスレットを採用し、ケースと一体化したスムーズなフォルムが特徴です。
チタン素材の採用により、見た目の重厚感とは裏腹に驚くほどの軽量性を実現。さらにサファイアガラスベゼルを採用し、上質な輝きも演出しています。
スーパースマートセンサーによる自動時刻修正機能も備え、日常使いの利便性も抜群です。価格は30万円前後で、デザイン重視のユーザーから高い支持を得ています。
デュアルタイム機能搭載「SBXC009」の特徴
グローバルに活躍するビジネスパーソンに向けた「SBXC009」は、デュアルタイム機能を搭載し、2つの地域の時刻を同時に表示可能です。
6時位置の小時計で第二時間帯を確認でき、海外とのコミュニケーションも円滑に行えます。サファイアガラスの採用で高級感も演出し、ビジネスシーンでの存在感も抜群。
また、チタン素材の採用で長時間の使用でも疲れにくい設計となっています。価格は28万円前後と、5Xシリーズの中では比較的手頃な価格帯となっています。
オールブラックモデル「SBXC037」の特徴
モダンでスタイリッシュな印象を追求した「SBXC037」は、オールブラックのチタンモデルとして注目を集めています。
季節による気温変化に対応できる簡易アジャストバックルも搭載し、年間を通して快適な着用感を実現。さらに、5X53キャリバーによる高速タイムゾーン修正機能や、デュアルタイム表示など、実用的な機能も満載です。
22万円前後という価格設定ながら、特別なブラックコーティングによる高級感も魅力的です。
伝統と革新の融合「SBXC085」の特徴
初代アストロンの伝統を継承しながら、現代的な解釈を加えた「SBXC085」は、クラシックな美しさと最新機能を両立したモデルです。
チタンケースにダイヤシールド加工を施し、耐傷性を高めながらも上質な輝きを実現。文字盤は立体的な構造で奥行きのある表情を演出し、高級時計としての存在感も十分です。
5Xシリーズ最上位の25万円前後という価格設定ながら、その完成度の高さから、多くの時計愛好家から支持されています。
8Xシリーズの人気モデル5選を紹介
2014年に登場した8Xシリーズは、初めて小型軽量化に成功した歴史的なコレクションです。現在は生産終了していますが、中古市場で人気の高いモデルを紹介します。
グローバル機能搭載「SBXB045」の特徴
海外出張の多いビジネスパーソンに向けた「SBXB045」は、使いやすさを追求したデュアルタイム機能を搭載。
6時位置の小時計で第二時間帯を表示できるため、海外との時差を常に把握できます。さらに、2100年2月28日までうるう年の調整が不要なパーペチュアルカレンダー機能も備え、長期使用での実用性も抜群です。
8Xシリーズならではの高い信頼性と、当時24.2万円という手頃な価格設定も相まって、中古市場でも高い人気を誇っています。
エグゼクティブモデル「SBXB126」の特徴
アストロン初のサファイアガラス製ベゼル表示板を採用した「SBXB126」は、エグゼクティブラインの先駆けとなったモデルです。
シャープな面構成のケースデザインは、腕元での存在感も抜群。サファイアガラス特有の透明感と高級感により、ビジネスシーンでも品格のある装いを演出します。
当時27万円で販売されていましたが、その革新的なデザインは現在も色あせることなく、コレクターからの需要も高いモデルです。
スポーツ仕様「SBXB167」の特徴
エグゼクティブモデルの血統を引き継ぎながら、スポーティな要素を加えた「SBXB167」は、20気圧防水という高い防水性能が特徴です。
強化シリコンバンドの採用により、アクティブなシーンでも安心して使用可能。さらに、ルミブライトを採用した視認性の高い文字盤など、実用的な機能も充実しています。
当時25.5万円という価格設定でしたが、その高い実用性から、アウトドア愛好家にも支持されているモデルです。
上質デザイン「SBXB123」の特徴
高級感と機能性を両立した「SBXB123」は、サファイアガラスの美しい透明感が特徴です。
立体的な文字盤デザインと金属インデックスの組み合わせにより、奥行きのある表情を演出。さらに、セイコー独自のザラツ研磨による上質な仕上げも施され、細部にまでこだわりが感じられます。
当時27.5万円前後で販売されていたこのモデルは、現在でもその完成度の高さから、高い評価を得続けているモデルです。
薄型設計「SBXB089」の特徴
8Xシリーズの集大成として登場した「SBXB089」は、世界最薄を実現したGPSソーラーウォッチとして注目を集めました。シンプルな文字盤レイアウトにより、抜群の視認性を確保。
さらに、独自開発のGPSモジュール用回路により、薄型化と高い受信性能を両立しています。
当時22万円前後という価格設定も魅力的で、8Xシリーズの中でも特に人気の高いモデルとして、中古市場でも高い評価を維持しています。
中古市場での価格は、状態や希少性により大きく変動します。購入の際は、正規販売店での点検履歴や外観の状態をしっかりと確認することが重要です。
結論としてアストロンは買いか?
セイコーアストロンは、最新テクノロジーと実用性を追求した高級腕時計として、十分な購入価値があります。その理由を最後にまとめておきます。
まず、GPSソーラー機能による正確な時刻表示は、海外出張の多いビジネスパーソンにとって大きなメリットです。電池交換が不要で、メンテナンスの手間も少ないため、長期的な視点でもコストパフォーマンスは優れています。
また、チタン素材やダイヤシールド加工による高い耐久性、サファイアガラスの採用など、素材面でも妥協のない作りとなっています。価格は15万円から40万円程度と決して安くありませんが、搭載されている機能や品質を考慮すれば、妥当な価格設定と言えるでしょう。
ただし、以下のような方には、別の選択肢を検討することをおすすめします。
- 機械式時計の機械的な魅力を求める方
- 投資目的で時計を購入したい方
- GPSソーラー機能を使用する機会が少ない方
- 手首が細く、大きめの時計が苦手な方
当記事で紹介した腕時計一覧
セイコー アストロンは買いか?徹底解説のまとめ
最後にこの記事のポイントをまとめておきます。
- 世界初のGPSソーラーウォッチとして2012年に登場した革新的な製品
- GPS衛星から自動で時刻を取得し、世界中どこでも正確な時を表示
- 電池交換不要のソーラー充電式で、メンテナンス性に優れている
- チタン素材とダイヤシールド加工により耐久性が高い
- サファイアガラス採用で高級感と傷つきにくさを両立
- 価格帯は13万円から40万円と幅広いラインナップを展開
- 海外出張の多いビジネスパーソンに特に人気が高い
- 大谷翔平など多くの著名人が愛用するステータスモデル
- 10年程度使用後はソーラーパネルの点検が推奨される
- 屋内やビル街ではGPS受信が困難というデメリットも存在
- 年齢層に合わせた3つのシリーズ展開(3X、5X、ネクスター)
- 最新の5Xシリーズは小型軽量化と高速タイムゾーン修正を実現
- 限定モデルは中古市場で価値が上がるケースもある
- 機械式時計の魅力や資産価値を求める方には不向き
- 手首の細い方には大きめのケースサイズがネック
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