オメガとスウォッチのコラボレーションは、時計愛好家の間で大きな話題を呼んでいます。
しかし、多くの方が疑問に思っているのは、「オメガ×スウォッチは壊れやすい?」という噂の真相です。この記事では、オメガ×スウォッチの耐久性に焦点を当て、その実態を徹底的に調査しました。
オメガの精密さとスウォッチのアクセシブルな魅力が融合したこのコラボレーションモデルの寿命はどれほどなのか、そして実際に壊れやすいのかどうか、詳細にわたって検証します。
さらに、適切なメンテナンス方法や修理費用についても触れ、オメガ×スウォッチを長く愛用するためのポイントをお伝えします。
- 耐久性と品質:オメガ×スウォッチの製品は高品質な素材と精密な機械構造を使用しており、適切なメンテナンスで10年以上の耐久性が期待できる。
- 素材の特性:バイオセラミック素材の採用により、軽量性と耐久性に優れ、傷がつきにくい特性を持っている。
- 保護とメンテナンス:風防は傷がつきやすいため、保護シールやガラスコーティングが推奨されている。また、定期的なメンテナンスが重要。
- 修理と保証:オメガ×スウォッチは修理可能で、特定の条件下で24ヶ月の保証が提供されている。ただし、一部の修理は高額になる可能性がある。
オメガ×スウォッチは壊れやすい?
オメガ×スウォッチの寿命
オメガ×スウォッチの寿命と聞いてあなたはどちらが頭に浮かびましたか?
- オメガ×スウォッチの製品自体の寿命
- オメガ×スウォッチのブームの寿命
順にそれぞれ見ていきたいと思います。
オメガ×スウォッチのブームの寿命
2022年3月に販売が開始されたオメガ×スウォッチのコラボ腕時計であるムーンスウォッチですが、2023年11月時点においても入手が容易ではありません。12か月間に100万本以上の販売されており人気に陰りが見えません。
とはいえ、オメガ×スウォッチ自体が大人のおもちゃであるため、いずれブームは去ってしまうかと思いますが、スウォッチ側も毎月新しいモデルを投入しブームが継続するよう頑張っているようです。まだまだ、入手が困難なモデルもあるのでしばらくは継続するかと思われます。
オメガ×スウォッチの製品自体の寿命
オメガとスウォッチのコラボレーションにより誕生したオメガ×スウォッチは、その卓越した品質により長期間の使用が見込まれます。
これらの時計は、精密な機械構造と高品質な素材を使用しており、適切な手入れと定期的なメンテナンスを行うことで、10年以上の耐久性を持続させることが可能です。
ただし、一定の取扱いをすることで寿命が縮まる可能性が高まるので以下の内容に注意しましょう。
寿命が縮まる?伸ばす方法は?
クォーツ時計の長期保存と適切なメンテナンスについてまとめておきます。
クォーツ時計は精密なギア構造を有し、正確な時間を保つために電池の力を借りて動作します。
しかし、電池の寿命が尽きた状態で放置すると、電池から漏れる液体が周囲の部品を侵食し、特に時間調整に使われる竜頭の根元が錆びやすい部位です。
実際に、時間を調整しようと竜頭を引くと、これが折れてしまう事故が発生しやすいという事例があります。
この状態で折れた部品が内部に残り、時計の機能にさらなるダメージを与える可能性があります。
修理の際、スウォッチなどのブランドでは内部修理に高額がかかるため、多くの場合、分解清掃を行わない選択をすることが多いです。状態により修理金額は異なりますが一般的なスウォッチを修理した場合の価格をまとめておきます。
修理内容 | 費用目安 |
---|---|
電池交換 | 1,500円~2,000円 |
パッキン交換 | 1,000円 |
電池交換と防水テスト | 6,000円~8,000円 |
オーバーホール | 25,000円~ |
金属ベルトクリーニング | 3,000円~5,000円 |
ベルト交換 | 3,000円~ |
スウォッチは壊れると買い替えるのが基本と言われるのは、スウォッチの時計自体が修理費用より安いことが原因です。上記の金額のとおりでオーバーホールするなら何本も変えてしまいます。
ただ、オメガ×スウォッチは入手が困難なモデルもあり、価格も通常のスウォッチより高いため修理を行う方も出てくるかと思われます。
オメガ×スウォッチの修理の基本
オメガ×スウォッチの時計修理には、専門的な知識と技術が不可欠です。
たとえば、時計の針が停止してしまったり、風防にひびが入ったりした場合、これらは専門家による診断と修理が必要になります。
なお、ムーブメントのオーバーホールや部品の交換が必要な場合は、数万円以上かかることも珍しくありません。特に、ムーブメントの修理や交換は、時計の心臓部に相当するため、高額になることが予想されます。
そのため、一般のスウォッチの場合買い換えた方が安くつくので修理に出さない方が多いです。とはいえ、オメガ×スウォッチの場合はモデルの価格やレア度を考慮すると修理費を見積もってもらい価格次第の判断になるかと思います。
電池交換のタイミング
オメガ×スウォッチが販売されてまだ1年程度ですので、まだ電池交換の時期に達しているオメガ×スウォッチはないかと思います。ただ、今後使用し続けることで電池交換が必要なオメガ×スウォッチも出てくると思いますので、一般的なスウォッチの電池交換のタイミングについて紹介していきます。
電池交換が必要になる具体的なサインとしては、時計の時刻が遅れる、アラームやストップウォッチ機能が正常に作動しないなどの症状が挙げられます。これらは電池の消耗を示唆しており、交換が必要な状態を示していることが多いです。
なお、オメガ×スウォッチの電池交換は裏面の惑星部分が電池交換用の蓋になっています。以下を参考に電池交換をおこなってください。
電池交換の値段は?
スウォッチの電池交換は直営店に持ち込むことで無料で何度でも交換してもらえます。
お気に入りの Swatch をパワーアップさせる準備はできましたか?Swatchなら、無料で何度でもバッテリー交換が可能です!お近くのスウォッチ・ストアにお立ち寄りいただき、お気に入りの時計のバッテリー無料交換サービスをリクエストしてください。
スウォッチ カスタマーサービス
まとめて何十本も持ち込むのは非常識ですので、常識の範囲内で持ち込むようにしましょう。
なお、スウォッチは自分でも簡単に電池交換ができるブランドの一つです。上記に記載した通り裏目の蓋を外すことで誰でも取り替えが可能です。交換用の電池は以下のレナタ394になります。
なお、互換している電池はSR936SWになります。念のため裏ふたをはずし電池の品番を確認してください。
保護フィルム&コーティングの重要性
オメガ×スウォッチの表面硬度はお世辞にも高いとは言えません。
オメガ×スウォッチでは、ヘサライトまたはアクリルガラスと呼ばれる素材が風防に採用されており、この素材は、衝撃によって割れても飛散しないという特性があります。
しかし、サファイアクリスタルに比べて傷がつきやすいため、日常使用には保護シールやガラスコーティングが推奨されています。
なお、本体の素材はセラミックとヒマシ油を原料とした素材をミックスしたバイオセラミック製になっているため、ガラスコーティング処理を行うと質感が変わってしまうので注意が必要です。
風防のみガラスコーティングするという選択肢もあるので一度検討してみてください。
オメガ×スウォッチの防水性能を理解しよう!
スウォッチ腕時計の耐水性はモデルによって異なり、一般的に3気圧(30m)、10気圧(100m)、20気圧(200m)の防水レベルを持っています。
オメガ×スウォッチは耐水圧30m(3気圧)となっているので、スウォッチのモデルの中では一番防水性能が低いグレードとなっています。ちなみに、3気圧防水は「日常生活防水」とも呼ばれ、普段の生活での使用であれば、時計の内部に水が侵入する心配が少ないレベルです。
このレベルの時計は手を洗う際に少量の水がかかったり、汗や雨で濡れた場合にも水が内部に入らないように設計されています 。ただし、水に直接触れる活動は避けるべきであり、水圧の変化には弱いため、水泳や潜水には適していません 。
オメガ×スウォッチの保証内容とその重要性
スウォッチの保証に関する内容は以下の通りです。購入される方はとても重要な情報ですので公式サイトの保証についてを一度は目を通しておきましょう。
- 保証期間
-
- SWATCHの時計は、購入日(オンライン購入の場合は商品発送日)から24ヶ月間の保証が提供されます。
- 保証の条件
-
- 保証は、正規特約店が捺印し、日付やその他の事項が正確に記載された保証書を受領した場合に有効です。
- 保証は、購入時に存在していた材料上及び製造上の欠陥に限定されます。
- 保証の範囲
-
- 保証期間中、欠陥については無料で修理が可能です。
- 修理が不適切な場合、または購入時にケースが開けられない状態であった場合、同種モデルとの交換が保証されます。
- 交換後の時計には、元の購入日から24ヶ月間の保証が適用されます。
- 保証の除外事項
-
- バッテリーの持続、通常使用による磨耗や老朽化、異常な使用や事故による損傷、権限のない者による修理や改造などは保証の対象外です。
- その他
-
- スウォッチに対する保証以外の請求(例えば損害賠償)は、特定の法的権利を持つ場合を除き、保証の対象外です。
- 問題が生じた場合は、カスタマーサービスまたは指定サービスセンターに連絡することが推奨されます。
詳しくはスウォッチの公式サイト(保障について)をご確認ください。
オメガ×スウォッチは壊れやすい?:知っておきたいこと
オメガ×スウォッチに選ばれた素材
オメガとスウォッチのスピードマスターに使用されているバイオセラミック素材は、その革新性と特性において注目に値します。この素材は、生物由来のプラスチックとセラミックの独特な組み合わせから成り立っており、従来の時計製造における素材選択の枠を超えたものです。
バイオセラミックの採用は、オメガの品質と革新へのコミットメントを象徴しています。この素材は、その軽量性と耐久性に優れ、傷がつきにくい特性を持っています。さらに、環境に配慮した生産プロセスを通じて、持続可能性の観点からも高い評価を受けています。
視覚的にも、バイオセラミックは従来のプラスチック素材とは一線を画す質感を持ち、上品で洗練された外観を提供します。このような特性は、オメガとスウォッチのスピードマスターを、ただの時計ではなく、技術とデザインの融合を象徴するアイテムへと昇華させています。
オメガ×スウォッチ現行モデル情報
オメガとスウォッチのコラボレーションによるBIOCERAMIC MOONSWATCHコレクションは、宇宙探索に敬意を表してデザインされた11種類のモデルで構成されています。各モデルは、惑星や月などの天体にちなんで名付けられ、独自のカラーパレットとデザインを持っています。
例えば、「ミッション・トゥ・マーズ」は火星を象徴する鮮やかなレッドを採用しています。
11種類の中からお気に入りのモデルを探してみてください。
オメガ×スウォッチの偽物もネットでは多数出品されているようなので以下の記事を参考に偽物を間違って買わないようにしましょう。
満月の日シリーズ「オメガ×スウォッチゴールド」
オメガとスウォッチのコラボレーションによる「オメガスウォッチゴールド」シリーズは、満月の日に限定して製造される特別なムーンウォッチです。
このシリーズは、オメガの独自のイエローゴールド合金「Moonshine™ Gold」を使用し、毎月異なるデザイン変更を行っています。例えば、秒針の色やデザインが毎月変わり、マニア心を刺激する要素が盛り込まれています。
2023年8月には、特別な「海王星」モデルが登場しました。これは、通常の「月」モデルとは異なり、深い海を連想させるディープブルーとブラックの組み合わせで、新たな雰囲気を提供しています。
また、このシリーズでは、ネイティブアメリカンの伝統的な満月の呼び名をテーマに採用しており、各月に特有の名称が付けられています。これにより、各モデルはその月の特徴を反映したユニークなデザインとなっています。
:
月 | 満月の呼び名(英語) | 満月の呼び名(日本語) |
---|---|---|
1月 | Wolf Moon | ウルフムーン |
2月 | Snow Moon | スノームーン |
3月 | Worm Moon | ワームムーン |
4月 | Pink Moon | ピンクムーン |
5月 | Flower Moon | フラワームーン |
6月 | Strawberry Moon | ストロベリームーン |
7月 | Buck Moon | バックムーン |
8月 | Sturgeon Moon | スタージョンムーン |
9月 | Harvest Moon | ハーベストムーン |
10月 | Hunter’s Moon | ハンターズムーン |
11月 | Beaver Moon | ビーバームーン |
12月 | Cold Moon | コールドムーン |
オメガ×スウォッチは壊れやすい?総括
最後にこの記事のポイントをまとめておきます。
- オメガ×スウォッチのコラボ腕時計は、2023年11月現在も人気が高く、一部モデルは入手困難
- 適切な手入れと定期的なメンテナンスで、これらの時計は10年以上の耐久性が期待できる
- クォーツ時計は電池の力で動き、電池寿命が尽きると内部部品の侵食リスクがある
- 竜頭が錆びやすく、折れる事故が発生しやすい
- スウォッチの時計は修理費用が高く、買い替えが選択されることが多い
- オメガ×スウォッチの修理は専門的な知識と技術が必要で、特にムーブメントの修理や交換は高額
- 修理費用は、電池交換が1,500円~2,000円、パッキン交換が1,000円、電池交換と防水テストが6,000円~8,000円、オーバーホールが25,000円~、金属ベルトクリーニングが3,000円~5,000円、ベルト交換が3,000円~
- 修理費を見積もってから判断することが推奨される
- 電池交換は裏面の惑星部分が電池交換用の蓋になっている