「オリスの時計って恥ずかしいのかな…?」
高級時計ブランドとして知られるオリスですが、ネット上ではこのような声を聞くこともあります。
せっかく時計を買うなら、周りの人に「ダサい」と思われたくないですよね。
実際、オリスはロレックスやオメガと比べると知名度が低く、価格も比較的リーズナブルなため、「安物」「デザインが若者向け」といったイメージを持たれることもあるようです。
しかし、オリスは100年以上の歴史を持つスイスの老舗ブランドであり、その品質の高さは折り紙付きです。
そこで今回は、オリスの時計が本当に「恥ずかしい」のかどうか、その理由やイメージ、そしてオリスの魅力について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、オリスに対するイメージが変わるかもしれません。
- オリスが恥ずかしいと言われる理由
- オリスが実際には高品質で歴史あるブランドであること
- オリスの時計がなぜ安いのか
- オリスを愛用する有名人
オリスの時計は恥ずかしい?そのイメージは本当?
上のリストから興味のある見出しに直接飛びます。
オリスとはどんなブランド?どこの国?
オリスは、スイスの時計ブランドです。
1904年にスイスのヘルシュタインという小さな町で創業されました。
創業当初から機械式時計の製造にこだわり続け、現在もクォーツ式時計は製造していません。
高品質かつ比較的リーズナブル
オリスの特徴は、高品質ながらも比較的手の届きやすい価格帯で時計を提供している点です。
オリスは、自社の時計に搭載するムーブメントの開発にも力を入れています。
2014年には、10日間ものロングパワーリザーブを誇る自社製ムーブメント「キャリバー110」を発表し、時計業界に大きなインパクトを与えました。
デザインが豊富なブランド
オリスの時計は、デザインの豊富さも魅力の一つです。
ダイビングや航空など、様々な分野のプロフェッショナルに向けた本格的な機能を備えた時計がラインナップされています。
普段使いしやすいシンプルで洗練されたデザインの時計まで、幅広いラインナップを展開しています。
オリスの時計が恥ずかしいと言われる理由とは?
オリスの時計が恥ずかしいと言われている理由にはいくつかの要因が考えられます。
以下にまとめましたので参考にしてください。
- デザインが若者向けで高級感がない
- 汎用ムーブメントを使用しているため
- 資産価値が低くリセールが期待できない
- 一部でデザイン模倣と見られることがある
- 比較的リーズナブルな価格設定
それでは、順番に紹介していきます。
デザインが若者向けで高級感がない
オリスの時計が「恥ずかしい」と言われる理由の一つに、デザインが挙げられます。
スポーティーでカジュアルなデザインのモデルが多く、若者向けと捉えられることがあります。
そのため、落ち着いた雰囲気や高級感を重視する人にとっては、オリスのデザインは少し物足りないと感じるかもしれません。
オリスを代表するダイバーズウォッチ「アクイス」は、スポーティーなデザインで人気がありますが、フォーマルな場にはそぐわないと感じる人もいるでしょう。
また、カジュアルな服装に合わせやすい一方で、スーツスタイルには合わせにくいと感じる人もいるかもしれません。
しかし、オリスはシンプルで洗練されたデザインの時計も多く展開しています。
「クラシック」コレクションは、その名の通り、伝統的なデザインで、フォーマルな場にも最適です。
このように、オリスのデザインは一概に若者向けと断言することはできません。
自分の好みや使用するシーンに合わせて、最適なモデルを選ぶことが大切です。
汎用ムーブメントを使用しているため一部で評価が低い
オリスは、高品質な時計を比較的リーズナブルな価格で提供しています。
その理由の一つに、汎用ムーブメントを採用していることが挙げられます。
汎用ムーブメントとは、ETA社など、ムーブメントの製造を専門とするメーカーが製造するムーブメントのことです。
多くの時計ブランドが採用しており、品質が安定している点がメリットとして挙げられます。
一方で、時計愛好家の中には、汎用ムーブメントに対して、個性や独自性に欠けると感じる人もいます。
そのため、オリスの時計を「安っぽい」「機械式時計としては物足りない」と評価する人もいるようです。
しかし、オリスは汎用ムーブメントであっても、自社で改良を加えたり、独自のモジュールを組み合わせたりすることで、時計の性能やデザイン性を高める工夫をしています。
また、近年では自社製ムーブメントの開発にも力を入れており、高級時計ブランドとしての地位を再確立しつつあります。
資産価値が低くリセールが期待できない
オリスの時計は、ロレックスやパテックフィリップのような資産価値の高さは期待できません。
一般的に、時計の資産価値は、ブランドの知名度や人気、希少性、状態などによって決まります。
オリスは、高品質な時計を製造しているものの、ロレックスのような圧倒的な知名度や人気にはまだ及ばないのが現状です。
そのため、オリスの時計は、中古市場での価格が新品価格を大きく下回ってしまうことが多く、リセールバリューは高くありません。
資産価値低い=恥ずかしいと結びつけるのは間違いです!
一部でデザイン模倣と見られることがある
オリスは、独自のデザイン哲学を持つブランドですが、一部のモデルにおいて、オメガやロレックスのデザインと似ていると感じる人がいるかもしれません。
そのため、「オリジナリティがない」「他のブランドの模倣をしている」といったネガティブなイメージを持たれてしまうことがあります。
例えば、次のような指摘をされることがあります。
「アクイス」が、オメガ「シーマスター」に似ている
時計のデザインには、ある程度の流行や定番が存在するため、異なるブランドであっても、似たようなデザインの時計が発売されることは珍しくありません。
ただし、ブランドイメージを重視する人にとっては、このようなデザインの類似性を気にしてしまう場合もあるでしょう。
比較的リーズナブルな価格設定
オリスは、高品質な機械式時計を製造しているブランドですが、ロレックスやオメガなどの高級時計ブランドと比べると、価格設定がリーズナブルです。
これは、オリスが、汎用ムーブメントを採用したり、大量生産をしたりすることで、コストを抑えているためです。
しかし、このリーズナブルな価格設定が、一部の人にとっては「安物」というイメージに繋がってしまうことがあります。
特に、時計に詳しくない人にとっては、価格が時計の価値を判断する上での重要な要素となるため、「オリスの時計は安いから、それなりの時計だろう」と誤解されてしまう可能性があります。
しかし、オリスは、決して「安かろう悪かろう」の時計を製造しているわけではありません。
100年以上の歴史を持つブランドとして、品質には強いこだわりを持っており、その丁寧な時計づくりは、時計愛好家からも高く評価されています。
ブランドイメージをわかりやすく解説
オリスの知名度はロレックスやオメガのように高くはないので、ブランドイメージを持っていない方も多いと思います。
わたしの考えるオリスのブランドイメージは次のとおりです。
高品質ながら比較的手頃なブランド
オリスは、高品質ながらも比較的手頃な価格帯で機械式時計を提供しているブランドとして、堅実で実直なイメージがあります。
派手な広告宣伝を行うことは少なく、時計の品質で勝負する姿勢を貫いています。
プロ向けの本格的な時計作りのブランド
また、オリスは、航空やダイビングなど、様々な分野のプロフェッショナルに向けた本格的な時計作りを行っていることでも知られています。
そのため、機能性や耐久性を重視する人からも支持されているブランドです。
最近ムーブメントに力を入れているブランド
これまで、汎用ムーブメントを採用するモデルが多くありました。
しかし、近年では、自社製ムーブメントの開発にも力を入れており、技術力の高さも再評価されているブランドです。
知名度の低いブランド
一方で、一部では、デザインの模倣性や知名度の低さを指摘されることもあります。
高級時計としてのステータスを求める人にとっては、物足りないと感じる場合もあるブランドかもしれません。
わたしの思うオリスはこんなブランド
オリスは、100年以上もの間、機械式時計を作り続けてきた歴史と伝統を持つブランドです。
その確かな品質と、実用性を兼ね備えたデザインは、時計愛好家から、これから機械式時計に挑戦してみたいという初心者まで、幅広い層からもっと支持されても良いかと思います。
オリスの時計は安物?値段はなぜ安い?
オリスの時計は、高品質な機械式時計でありながら、比較的リーズナブルな価格で購入できることが魅力です。
しかし、それが故に「安物なのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
ここでは、なぜ高品質な腕時計をリーズナブルな価格で販売されているかについて紹介していきます。
汎用ムーブメントを採用している
オリスの時計がなぜ安価に提供できるのかというと、その理由の一つに汎用ムーブメントの採用があります。
汎用ムーブメントは、ETA社など専門メーカーが製造するムーブメントで、多くの時計ブランドが使用しています。
そのため、大量生産が可能となり、コストを抑えることができるのです。
派手な広告宣伝費を抑えている
また、オリスは派手な広告宣伝費を抑えていることも、価格に反映されています。
ロレックスなど、ブランドイメージを重視するブランドは、莫大な広告宣伝費をかけていますが、オリスは、あくまでも時計の品質で勝負するという姿勢を貫いています。
独立系の高いブランドである
さらに、オリスは独立系の時計ブランドであることも、価格に影響を与えています。
巨大なグループに属さず、自社工場で製造から販売までを一貫して行うことで、中間コストを削減していると思われます。
中古だと値段が下がる?中古市場での反応
オリスの時計は、中古市場では、新品価格と比べて値下がりする傾向にあります。
これは、オリスのブランドとしてのステータスが、ロレックスやパテックフィリップなどと比べて、まだ確立されていない点が影響しています。
時計の資産価値は、ブランドの知名度や人気、希少性、状態などによって大きく左右されます。
ロレックスのような圧倒的なブランド力には及ばないため、中古市場では、需要と供給のバランスによって値下がりしてしまうことが多いです。
しかし、オリスの中にも、人気モデルや限定モデルなどは、中古市場でも高値で取引される場合があります。
オリスは三流ブランドなのか?
結論から言うと、オリスは決して三流ブランドではありません。
オリスは、これまで一度もクォーツ時計を製造したことがない、真の機械式時計メーカー。
スイス時計産業がクォーツショックの煽りを受け、多くのメーカーが経営難に陥る中、オリスは機械式時計への情熱を持ち続け、現在に至るまで高品質な機械式時計を世に送り出し続けています。
また、オリスは、ムーブメントの開発にも力を入れており、2014年には10日間ものロングパワーリザーブを誇る自社製ムーブメント「キャリバー110」を発表しました。
これは、オリスの技術力の高さを示すものであり、時計業界からも高い評価を受けています。
これらの点を見るだけでも、オリスが三流ブランドどころか、むしろ時計愛好家からも一目置かれる存在であることがお分かりいただけるでしょう。
オリスの時計は恥ずかしい?100年以上愛される理由と愛用する有名人たち
上のリストから興味のある見出しに直接飛びます。
オリスの時計は壊れやすい?
オリスの時計は、高品質な素材を使用し、スイスの伝統的な時計製造技術によって作られています。
しかし、機械式時計という精密機械である以上、使い方によっては故障してしまう可能性もあります。
そこで、ここからは長く愛用するための方法をまとめておきます。
定期的なメンテナンスを怠らない
一般的に、機械式時計は、定期的なメンテナンスが必要です。オリスの時計も例外ではなく、3~5年に一度のオーバーホールを推奨しています。
オーバーホールでは、ムーブメントの分解洗浄、部品交換、精度調整などを行い、時計の状態を optimalな状態に保ちます。
衝撃、磁気、水、温度変化に気をつける
また、衝撃や磁気、水、温度変化なども、時計の故障に繋がる可能性があります。
激しい運動をする際や、強い磁気を発する機器の近くでは、オリスの時計を外すなど、取り扱いには注意が必要です。
さらに、モデルによって防水性能が異なります。
ダイバーズウォッチなど、高い防水性能を備えたモデルもありますが、そうでないモデルは、水に濡れないように注意しましょう。
一生ものと言われる時計になる?
「一生もの」という言葉の定義は人それぞれですが、オリスの時計は、丁寧に扱えば、長期間にわたって愛用できるポテンシャルを秘めています。
オリスの腕時計は、100年以上の老舗ブランドであるスイスの伝統的な技術と高品質な素材が用いられています。
また、自社でムーブメントの開発・製造を行っており、その技術力は高く評価されています。
機械式時計にとって、ムーブメントは心臓部と言える重要なパーツです。高品質なムーブメントは、それだけ長く動き続けることができ、時計の寿命を延ばすことに繋がります。
さらに、オリスは、修理やメンテナンス体制も充実しているので、時計が故障した場合でも、正規のサービスセンターで修理を受けることができます。
これは、オリスの時計を安心して長く使い続けることができるという点で、大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、どんなに高品質な時計であっても、適切な使い方や定期的なメンテナンスをしなければ、その寿命は縮んでしまいます。
オリスの時計を「一生もの」として愛用するためには、日頃からの丁寧な扱いと、定期的なオーバーホールが欠かせません。
100年以上愛される理由とは?
オリスは、1904年の創業以来、100年以上にわたり、世界中の時計愛好家から愛され続けているブランドです。
その理由は、一体どこにあるのでしょうか?
ここからはオリスが100年以上愛されてきた理由を紹介していきます。
真の機械式時計メーカーである
まず挙げられるのは、オリスが、真の機械式時計メーカーであるという点です。
創業以来、一度もクォーツ時計を製造したことがないというこだわりは、機械式時計への深い愛情と、揺るぎない信念を感じさせます。
比較的手頃な価格で提供している
また、オリスは、高品質ながらも比較的手頃な価格で時計を提供していることも、多くの人から支持されている理由の一つです。
ムーブメントの多くに汎用品を採用したり、広告宣伝費を抑えたりすることで、コストを削減し、高品質な機械式時計を、より多くの人に届けることを目指しています。
デザインの幅広さでニーズに応える
さらに、オリスは、デザインの幅広さも魅力です。
ダイバーズウォッチ、パイロットウォッチ、クラシックなドレスウォッチなど、様々なシーンに合わせた幅広いラインナップを展開。
多くの人のニーズに応えています。
現状に甘んじない進化を続けるブランド
そして、オリスは、常に進化を続けるブランドです。
近年では、自社製ムーブメントの開発にも力を入れており、時計業界を常にリードしようとする姿勢を見せています。
これらの要素が相まって、オリスは、100年以上にわたり、多くの人から愛されるブランドであり続けているのです。
オリスの腕時計を愛用する有名人
オリスは、その品質の高さやコストパフォーマンスの良さから、時計愛好家だけでなく、多くの有名人にも愛用されています。
俳優の大谷亮平さん
俳優の大谷亮平さんは、オリスのダイバーズウォッチ「ダイバーズ65」を愛用しています。
ダイバーズ65は、1965年に発売されたオリス初のダイバーズウォッチを復刻したモデルで、ヴィンテージ感のあるデザインが魅力です。
俳優の川上達也さん
俳優の上川隆也さんは、「アクイス デイト」を愛用している姿が、ドラマの中で見られました。
アクイスは、オリスのダイバーズウォッチの中でも人気の高いシリーズで、スポーティーなデザインと高い機能性を両立させています。
女優の二階堂ふみさん
女優の二階堂ふみさんは、「ビッグクラウン ポインターデイト」を愛用しています。
ビッグクラウン ポインターデイトは、1938年に誕生したオリスのアイコンモデル「ビッグクラウン」をベースにした腕時計。
日付を針で示すポインターデイト機能を搭載したモデルです。
レディースモデルはある?
オリスは、メンズ時計のイメージが強いブランドですが、レディースモデルも数多く展開しています。
例えば、「アクイス」や「ビッグクラウン」といった人気シリーズにも、レディースモデルが用意されています。
また、「クラシック」コレクションには、エレガントで洗練されたデザインのレディースモデルが数多くラインナップされています。
ダイヤモンドがセッティングされた華やかなモデルもあれば、シンプルで上品なモデルもあり、幅広いスタイルに合わせることができます。
さらに、オリスは、レディース向けの新作モデルも積極的に発表しています。
2023年には、ブランドのアンバサダーを務めるフリーダイバー、アレッシア・ゼッキーニとのコラボレーションモデル「オリス アクイス デイト カリフォルニア」のレディースモデルが発表され、話題となりました。
オリスの時計は恥ずかしい?:総括
最後にこの記事のポイントをまとめておきます。
- オリスは100年以上の歴史を持つスイスの老舗機械式時計ブランドである
- 比較的手頃な価格帯で高品質な時計を提供している
- 職人の手作業による丁寧な時計づくりを行っている
- 自社製ムーブメントの開発にも力を入れている
- ダイビングや航空など、様々な分野のプロフェッショナルに向けた時計も製造している
- 普段使いしやすいシンプルで洗練されたデザインの時計も多い
- 一部のモデルは、スポーティーでカジュアルなデザインのため、若者向けと捉えられることもある
- 汎用ムーブメントを採用しているモデルが多い
- ロレックスやパテックフィリップほどの資産価値は期待できない
- 一部のモデルは、オメガやロレックスのデザインと似ていると感じる人もいる
- リーズナブルな価格設定が故に、「安物」というイメージを持たれることもある
- 堅実で実直、機能性や耐久性を重視するブランドというイメージ
- 近年では、自社製ムーブメントの開発にも力を入れており、技術力の高さが評価されている
- メンズモデルだけでなく、レディースモデルも充実している
- 多くの有名人にも愛用されている
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